ほどよい後味。ご賞味あれ。

あまり深く考えずに「玉子焼きおいしそー」という感覚で読み進めていましたが、読後にふと考える瞬間が訪れて、あれこれ気になってしまうともう一度読み直してしまったりして、二度美味しいと思えるような作品でした。

文章の上手さと構成の巧みさが相まってとても読みやすく、明確に言語化はできなくても感じ取れるものはたしかに合って、読者に優しい作品という印象を受けました。

ちなみに僕は玉子焼きは砂糖をめちゃくちゃ入れた甘いやつが好きなので、「塩なの!?」とカルチャーショックを受けました(ここだけネタバレ