そうくるか、と思ってしまい、読了後、しばらく、ものを考えられなくなりました。切ない物語ですね。
おっさんです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(635文字)
お国訛りで綴られた言葉が胸に染み入ります。その地に根付いた言葉耳を傾けるうちに物語に臨場感が付加されていきます。そして気がつけば、物語に没入するのです。作中の喜助は行動しか描かれません。…続きを読む
喜助の名前のとおり。最期は、喜んでいられるように。母の気持ち、喜助の気持ち。お地蔵さまは、見ていらした、聞いていらした。そう信じられる、信じたいお話です。かなしいけれど、悲しいだけではない…続きを読む
めちゃくちゃ褒めてます。全て方言で書いてしまうのは盲点でした。本文以外の外から見える部分が方言じゃないのも意表を突かれました。憎い演出。方言の若干の読みづらさのためにむしろしっかり読まされてしま…続きを読む
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