第29話お饅頭
「お饅頭はね、フワフワで甘々とかねもちもちのハフハフとかいっぱいあるんだよ。」
「ふわふわのあまあまですか?」
「もちもちのハフハフ?」
「「タッくん(タマモ様)それは美味しいの(ですか)?」」
「えっとねぇ、エル達が喧嘩するくらいは美味しいんだよ」
僕ね、エルとハートとルークがお饅頭食べたいっていうから作ることにしました。おやつだから二種類なんだよ!
オークさんのお肉…シュウが獲ってきてくれた“オークエンペラー”さんのお肉とハルが採ってきてくれた“バンブーマンドレイクチャイルド”を刻んで混ぜていろいろお野菜と薬草混ぜてこねて味付けします。
あとはつくっておいた甘いお豆を潰してくるんで‥‥
温泉のお湯を貰ってごーるでんばうむの粉を入れてお塩にお砂糖、
「タマモ様、お金はちゃんと支払いますので私たちにも頂けませんか?」
「えっ?ダメだよ」
「えっ?」
「だってお金もらうには“しょうぎょうぎるど”に登録しなくちゃいけないんだよ。僕知ってるよ。登録しないと悪いこになっちゃうからお金は貰えないんだよ。」
「そんな…」
「あおちゃんとひぃちゃんはお友達だからお金は貰わないよ。」
「タッくん…(タマモ様…)」
「ちょっとまてぇ!」
「え?」
「俺たちも食いたいんだが…」
「おばちゃんにも少しわけてくれないかい?」
「金…は受け取って貰えないから、うちの串焼きと交換はどうだ?」
「なら俺はこれを」
「うちはこれと交換を」
『まてまてまて、俺達のタッくんを困らせんな。』
『そうだそうだ!』
『一人一個までだぞ!』
なんかねみんなお腹空いていたみたいなの。材料足りるかなぁ?
-タマモの調理する様はあまり調理方法に詳しくないものにもわかるくらいこの世界では斬新でなおかつ使われている材料、調味料も知られていないものが多く(ほぼ知られていない)蒸気の音、立ち上る食材の香り等 タマモは目、鼻、耳で期待値を爆上げされた住人達に群がられた。てか無理もなかった。
ケモショタがニコニコ笑いながら料理している様を見せつけられそれがうまそうだなんて…
反則じゃない?ー
最強従魔は大好きな主と一緒にのんびりします~勇者召喚?異世界転生?追放?断罪?、勝手にどうぞ。俺(私)らは主と一緒にお昼寝するから~ 綿津見海斗(風音) @kakumei
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