幸せを掴むまでの軌跡

皇后陛下に自身の領地の製糸場を案内するアルセニー公爵。その最中に事故が発生し、皇后陛下が負傷。結果アルセニーは爵位を剥奪された。
子爵位を名乗ることは出来たが、『皇后陛下に怪我を負わせた者』として社交界から追放されたも同然となった。
帝都郊外の小さな屋敷でひっそりと暮らすアルセニー。そんな彼の元に弟のマトフェイが貴族令嬢を連れて現れる。
古びたドレス、傷んだ髪、痩せ細った体。おまけに自殺未遂の過去を持つ。
マトフェイはそんな令嬢、タチアナを嫌がらせのためにアルセニーと無理矢理結婚させた。
爵位を初奪されたアルセニーと暗い過去を持つタチアナ。2人の結婚生活はこうして幕を開けた。



お互い暗い過去を持つ2人。どんな物語の展開になるのかとドキドキしながら読ませていただきました。(特に結婚して間もないころのタチアナはかなり心配でした)
でも少しずつ2人が変わっていく姿は読んでいて感動しました。
ボロボロになった2人が『幸せを掴む』物語。その勇気や軌跡をぜひご覧ください!

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幸せを掴む勇気