精神と肉体は密接につながっています。そして、精神を鍛えるのに一番てっとり早いのは、肉体を鍛えること。
「健全な肉体に、健全な魂が宿ったらいいのにな~」なんて大昔から言われていますが、良くはならないにしても強くはなると思うんですよね。(当者比)
かくいう七生が、辛口批評大歓迎なんて公言しているのは、レッグプレス200キロ超の自信があるからかも~。
ジムって自分で重さも回数や時間も自分で決められるので、逆に運動が苦手な人こそ行くべき? いや、むしろそんな人のためのものかも? なんて常々思ってます。
いきがっているひょろこいヤンキーなんて「腕相撲しようや」の一言で黙らせることができるし。(笑)
作家のみなさん、ジムで体を鍛えてみるのはどうですか?!
健全な魂は健全な肉体に宿る。
承認欲求? スランプ? アンチコメント?
悩む前に本作を読むがよい。
これこそが、真の執筆活動だ。
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スティーブン・アームストロングという政治家がいた。
彼はそれはそれはメチャクチャな人物であったが、ある点から絶大な人気を得ていた。
それは、圧倒的な筋肉。その筋肉によって、彼の理論に比類なき説得力がついたのである。
本作には彼の意志が感じられた。
力がなければ何事も為せない。
だが力を得ることさえ出来れば、それは自信となり、行動への活力となり、自身を守る盾となる。
それは必ずしも精神的なものである必要はない。肉体を磨けば精神もまた強固となるのだ。
だから本作では一見無関係そうなマッチョ行動が推奨されている。
気に入らない現状は、自分の力で変えていけ。
純粋で真っ当な提案がそこにはあった。
書いていると必ずぶつかる壁がありますよね。書く人なら分かるはず。
また、方向性や戦略で悩むことも、書き手さんたちには多いのではないでしょうか。
いえ、書き手さんたちだけではありません。
読み専さんたちも、ふと思うことはありませんか。俺は、私は、何処へと向かっているのだろう、我々は何処へと誘われているのかと不安になることはありませんか。
月井忠氏が贈るあらゆる煩悩とピンチの打開策……かどうかは分かりませんが、とにかく、氏が贈る腹筋崩壊、横腹痙攣級の問題作。
短い文章で端的に示されているので、すぐに読み終わります。
通勤通学のバスや電車の中でサラリとどうでしょう。
お勧めです!