概要
奥歯をドリルでガリガリガリガリ……
歯医者の手術の時をむかえたサラリーマンの田代が、いつまで経っても呼ばれない待合室やいつまで経っても始まらない手術に気もそぞろになり、ついにはじまった手術で奥歯をガリガリやられてうわあああってなる話。
そうざさんの自主企画「2000文字以内『嫌シーン』発表会」によせて。
歯医者さん特有の妙な緊張感を表現しています。
そうざさんの自主企画「2000文字以内『嫌シーン』発表会」によせて。
歯医者さん特有の妙な緊張感を表現しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歯の治療って、軽い外科手術だよね。
歯医者。それは数多のトラウマを作り上げてきた場所。
眩しい照明、口に挿入されるバキューム、そして甲高いドリルの駆動音。
治療台に寝かせられた自分はさながら、まな板の上の鯉である。
緊張、恐怖、苦痛、そして安堵。
歯医者への通院をシミュレート出来る新感覚恐怖小説。
・
現在進行形で歯医者に通っているのもあってか、読んでいて痛みを思い出した一作。
奥歯の施術。これは手術であり建築工事でもある。
根管治療の経験がある方ならお分かりかもしれないが、ドリルは想定したよりもずっと奥へ入り込んでいく。
はじめてやった時は「え……まだ進むの……?」と思ったものだ。
施…続きを読む