【祝2000PV突破！】100日後に精神を病む近況ノート

100日目「大変お騒がせしました」

　失礼致します。芳子と申します。

　季依の母です。父の久司と一緒にこの文を書いています。

　今朝、娘が倒れているのを見つけました。部屋のゴミ箱から、睡眠薬の空き箱が見つかりました。

　わたしも夫も、目の前がまっ暗になりました。

　すぐに病院に連絡して、救急車をお願いしました。

　あの子は助かりました。

　ですが、心に深い傷を負っているようで、調子を取り戻すためにリハビリが必要とのことでした。

　学校に行かなくなり、お酒の量も多くなって、それでもいつか立ち直るものと思っていました。

　わたし達は大馬鹿ものです。

　娘が日頃パソコンやスマートフォンに夢中だったため、申し訳ないと思いながら内容を見ました。このサイトの履歴ばかりだったので、関係あるのだと思いました。

　インターネットはサッパリですが、いじめのニュースもあったので。ひょっとしたら、と。

　結果としては、そんなことはありませんでした。

　逆に、皆様にご迷惑をおかけしてしまったようです。大変申し訳ございませんでした。

　季依はお世辞にも要領の良い子ではありませんでした。一歩ずつ着実に進んでいくカメのような子だったのです。

　あの子には周りの子や有名人がまぶしかったのかもしれません。自分にうんざりしてしまったのかもしれません。

　ですが、娘は精一杯頑張ろうとしていたのですね。読んでいる方も確かにいらっしゃったようですね。満足できていなかったのかもしれませんが、わたしからすれば、十分だったと思っています。

　あの子の成長と意欲をきちんと汲み取れなかったわたし達に責任があります。

　この先、どうなるかは分かりませんが、あの子が調子を取り戻した時、戻ることの出来る場所として、このまま置いておくことにします。

　以上、よろしくお願い致します。