青春の蹉跌と再生の物語。この世界が生きづらい人、みんなに読んで欲しい。

 SF? と身構えることなく読んでください。ワタクシにとってはこの作品は極上の現代ドラマ。主人公の少年有賀君は自分自身に気づき、辛い道を歩みながらも青年となります。

 不思議なヒロインのペン子は主人公に助けられていたはずが、いつのまにか主人公を助ける側のヒロインに、そして多くの人を助けるスーパーヒロインとなって主人公の真の危機に颯爽と登場してくれます。ペン子が実にイケメンで素敵なキャラです。

 さて、「関節技」マニアのワタクシとしては技の名前も知りたかったです。藤原組長を連想させる技ならシンプルな脇固めだとは思うのです。

 でもザック・セイバーJRを彷彿させる関節技となるとマニアック過ぎる手や足が届いたところにある関節は全て極めるスタイル。名前があるんだかないんだかわからないレベル。さすがに名前出せないですよね。

 でもアレをコピーできたとしたら、ペン子はさすが未来の女子プロレスチャンピオン! そしてそれを真似できた大西くん、きみも解説者になる資格はあるぞ!

 いけません。自分の趣味で暴走してしまいました。でも、結局何が言いたいかと言いますと、こういうことなのです。

 がんばれペンギンのみんなたち! むいむい!

 くそう。涙がドライアイにしみるぜ!

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