概要
それでも私は、この人生に誇りを持ちたい
侯爵令嬢として生きるリーリエ・フィーネ・タールベルクは、ある日突然放火によって両親と家を失う事になる。傷も癒えぬまま心を奮い立たせて強く生きようとする彼女に追い打ちをかけるようにして心当たりのない罪を理由に婚約者の皇太子から婚約破棄を言い渡される。罰として財産差し押さえと国外追放を受けることになったリーリエだが、持ち前の明るさと強さで落ち込むことなく新しい人生を進むことを決める。両親を殺害した犯人を探し出す為に歩み出したリーリエは、良い噂を聞かない皇帝が統治する隣国のエーデル・クランツ王国へ訪れた際に、冷徹で「死神」と揶揄されているアスター・レオンハルト・バウムガルテン皇帝と邂逅してしまう。そこから彼女の運命の歯車は大きく狂い始めるのだった…―。
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