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  • #10 初めての喧嘩①への応援コメント

    うん、こういう指導スキルが最低なやつは副部長なんかになっちゃいけない 笑。
    私がその場に居合わせてたら、「それで指導のつもりか、未熟者!」とか一喝して延々と説教してやるところですが(ん十年前なら鉄拳制裁ですね)、まあ中高生の「先輩の指導」ってこんなもんですけれどね。

    話運びも描写もとてもいいです。安心して読める文章になってきたかと。ただ、たとえばですが「並べ立て続けた」というのは、グレー判定かな。「並べ立てる」だけで列挙の意味があるんで、「続けた」と重ねると、重複表現になります。出版社なら赤ペンがつくかも。日本語として間違ってるわけじゃないんですけれど。
    一ヶ所、「ホルンのみのワンブリッチがかっこいい」というのが謎でした。ワンブリッ「ジ」ですかね? 「ブリッジ」だったら、いわゆる間奏部分と解釈できるんですが(というのも実は問題で、「ブリッジ」の語義は巷でも諸説紛々なんですけれど、とりあえずその話は置きます)、「ワン」が付くというのは? ワンフレーズの短い間奏、ぐらいの意味?
    割合使い慣れてる用語とおっしゃるのでしたら、特定の世代なり地域なりで広まってる語彙なのか。こういう一種方言的な言葉も、容易に意味がわかるんであればいいアクセントになるんですけれどね。

    ところで、こんなところでなんですが、「海の幻影」の最終章はまだでしょうか? 早く星をつけたいんだけど ^^。じっくり文章を練るのもいいですけれど、あの位置で更新ストップというのはちょっとね。仕上げるべきは仕上げて、早くキリをつけるのが吉かと。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    >うん、こういう指導スキルが最低なやつは副部長なんかになっちゃいけない 笑

    よかった、ちゃんと最低なやつに見えてたみたいで(笑)
    本当はもう少し奏多の言葉の棘を緩めることも考えたんですけど、それだと逆にこの後の里律が『ちょっと強めに言われただけでゴネる甘ったれた奴』だと思われかねん、と危惧した結果、とりあえず奏多には一旦思いっきり嫌われてもらうことになりました(笑)
    情熱持ってやるのはいいことだけど、それを周囲に無理やり押し付けるのは良くないですよね…(これ奏多だけじゃなく、実は花音にも言えること)


    >一ヶ所、「ホルンのみのワンブリッチがかっこいい」というのが謎でした。ワンブリッ「ジ」ですかね? 

    あ、ここ普通に誤字でした(笑)
    ワンブリッ「ジ」です!


    >ワンフレーズの短い間奏、ぐらいの意味?

    そうです!
    ここ参考音源聴いたら、本当に一瞬で消えるちょっとしたところだったので、こういう表現をさせていただきました。
    またこの話の最後の方にでも参考音源のURL貼っておきます!(中盤の、曲が変わる間の間のところです)


    >ところで、こんなところでなんですが、「海の幻影」の最終章はまだでしょうか? 

    えーっと、そうですね、あ、あれからもう二ヶ月くらい経ってますね…いつの間に…(てかもう夏終わってますね…冬来ますね…時間流れるの早…)
    個人的にもいい出来(?)で高評価を頂いた作品ですし、クライマックスまで描いてるし…あのまま終わらせるなんて、読者様に失礼すぎますね…ちょっと心を入れ替えて、即急で書き上げようと思います。
    ご指摘の方、ありがとうございますm(_ _)m 

    編集済

  • 編集済

    #09 ピッチへの応援コメント


    こっちの連載じゃないですが、先日は丁寧なコメント返し、ありがとうございました。面白がってもらえていたのなら何よりでした w。あんまり整理しないままコメントを書き散らしたという自覚があったので、今回はやらかしてしまったかなと心配になったもので……(基本、小心者です)。

    同じ欄に追記入れてもよかったんですけれど、こちらの最新話についての話も出てましたので、ここでまとめて書くことにします。あっちこっちの作品でコメントのリレーやる形になって恐縮です 笑。

    >湾多さんは吹奏楽部出身ということで、何人くらいの団体だったのかは私には分からないのですが、「あの音」の描写とも合わせて、小編成のことを色々知ってもらえたらなと思います^.^

    私が昔いた部は、まあベビーブームのちょっと下の世代でしたし、部員全員だと余裕で六十人近くいました。が、ここ数年で急速に日本中が中編成以下へとシフトしていってる印象がありますし、にもかかわらず指導法や出版譜がそれに追いついてない感じですので、一部ではこれまでの吹部の常識が前に出せない風潮になりつつありますね。地域統合とかで大編成バンドはそれなりに残りそうですけれど、それでも少子化だし、小編成がデフォルトになりそう。ただ、そのために一方で色んな試行錯誤もできそうで、今もし私が学校の部活指導に関われるような立場でいたなら、それなりに毎日おもろいだろうなと想像したりもします。


    さて、ここからは改めて今回の祐揮君のトラブルについてのコメントなんですが。
    実を言えば、初読でコメントしようかどうか迷ったことは迷ったんですよ。元ボントロ吹きとして、どこの記述も気にならないと言えば嘘になります 笑。まあでも素人丸出しの一年二年の会話だし……といったんは考えましたが、作者的にやや迷いもあるようですんで、参考意見としてコメントします。

    で、話を短くするために核心からいっぺんに申し上げると、トロンボーンを「ピッチの合いにくい楽器」と書くのはやや無理があります。楽器図鑑とか音楽事典なんかには、「トロンボーンはスライドで音高の調整が容易なので、きれいにハーモニーが作りやすい」という説明が頻繁に出てくるほどで、本来スライドという機構はピストンなんかよりもずっと楽にピッチを合わせられる構造、とされておりますんで。
    件の記述は、多分ですが、「(初心者には)音の高さをキメにくい楽器」という意味で書いておられるんじゃないでしょうかね? であればそれはそのとおりなんですけれど、一方で1ポジション(スライドを伸ばさない状態の位置)で吹く音、つまりB♭とかFとかは、初心者でも確信を持って吹ける音のはず。でも作中ではチューニングB♭でもひどい音、という描写ですんで、これはもう、スライドの位置がわかりにくいとかそういう問題以前の、アンブッシュアとか構え方とか呼吸そのものの問題なんではないかと。……楽器の中身が致命的に汚れていたせいでまともに鳴らなかった、というオチなら、今の時点で作れないこともありませんが w。


    ですので、私からは話の一部分をいじって、「祐揮君は、B♭とかFならそうピッチもおかしくはないけれど、他の音だとズレ方がひどい」という症状に変更することを勧めます。
    その状態だと、この回の文章は概ねそのまま使えます。最初のチューナーを使ってるシーンでは、B♭以外の音をチェックしてることにして、「ピッチ合いにくい」というセリフは、「音取りがしにくい」ぐらいの表現に変更すればいいかと。で、基本的に彼の症状の根本はスライド操作がまずいから、というオチにすればよろしい。両手で楽器を持ってるから(トロンボーンは基本、左手だけで楽器を支えろ、と教えられます)、スライドの伸び縮みで楽器が大きく動き、のどを圧迫して音も潰れ気味になるとかね。あと、複合的な事情として、彼の場合、音がズレ気味だから万事に自信喪失気味で、悪循環でスライドの位置取りもなかなか上達しない。結果、必要以上に唇で無意識にピッチを修正しようとして、ますますアンブッシュアが不安定になり、あれやこれやのコンボでロングトーンも安定しないのだ……ということにします。その上で、以上のかなりの部分を花音に解明させれば、まあ「吹奏楽博士」という称号もダテじゃなくなりますね。ただしその場合、花音がかつて読んでいたのは、音楽書と言うよりは吹奏楽専門誌のバックナンバーとかそういう書物のほうがしっくりきますが。


    ですが、「B♭もFもまとめて全部の音が下ぶれしてる」という症状にしておかないと話が続かない、ということだと、「トロンボーンは音程が取りにくい(音取りがしにくい)」という説明では微妙に筋がズレてますので、花音のセリフを別のものと入れ替える必要があるように思います。現実の症状としては、そっちのほうがよくある話なんですけどね。単純に音程を意識しなさすぎだとか(つまりは音痴)、呼吸がいい加減とか、楽器の構えが下方向過ぎてピッチが下がり気味になってるとか。
    仮にその線で行くなら、花音を「吹奏楽博士」に仕立てるには……そうですね。「ベルが下向き過ぎてる」→「左手の握り方がおかしくて、楽器を水平に構えられてないんじゃ」→「あ、バランサー(おもり)が取れてる。だから前に重心が寄りすぎてたんですよ」→「何かバランサーの代わりになるもの付けましょう」→「これでしばらく練習続ければ、音も安定してくるかも」――という形で、事態に収拾をつけられれば、「なんでそこまで詳しいの!?」みたいなリアクションも出てくるかと。ただ、このシナリオだと、祐揮君のトラブルは比較的早期に解決してしまう可能性がありますけれど。


    という、しごく七面倒な説明になりましたけれど、参考になりましたでしょうか。まだ不明瞭な点などありましたら、追記でお答えしますんで、何なりと。


    あと、こちらの新作をお読みいただいてるそうで、ありがとうございます。
    音楽小説なんですけれど、一応SFで国際謀略小説ですんで、たぶん「美緒とチューバ」なんかより対象読者層がさらにニッチです w。「AIと音楽」がテーマということで、みなさん興味を持ってもらっているようですが、そっちはそっちで結構音楽史に深入りする内容になりそうで……まあここの部分もようわからんようでしたらいくらでも説明なり解説なり入れますから、遠慮なくご指摘いただければ幸いです。どうぞよしなに。


    作者からの返信

    コメントありがとうございます!こちらこそ丁寧なお返事ありがとうございますm(_ _)m 湾多さんに『先生』と呼んでいただけるなんて、なんと光栄なことか(笑)

    >地域統合とかで大編成バンドはそれなりに残りそうですけれど、それでも少子化だし、小編成がデフォルトになりそう。

    部活動の地域移行も話題になってますよね…
    私の母校はまだそういう話は出てない(らしい)のですが、すでに近隣の中学の部活は地域移行に向けて進めているそうで、他人事じゃないなぁと感じたり…
    平和さだけが取り柄のあの弱小部(母校のことですw)も、いつまで耐えれるのやら…あっそういえば、今年は新入生5人くらいしか入らなかったんだっけ…


    >で、話を短くするために核心からいっぺんに申し上げると、トロンボーンを「ピッチの合いにくい楽器」と書くのはやや無理があります
    >多分ですが、「(初心者には)音の高さをキメにくい楽器」という意味で書いておられるんじゃないでしょうかね?

    そうです!その通りです!
    でもそうですよね、金管楽器ならB♭とFってだいたい開放ですよね。
    祐揮のモデルとなった同級生曰く、『トロンボーンはピストンとか無くて、自分の腕の感覚だけで音を合わせないといけないからムズい』らしいです。
    けどそれと音程が悪いのってそこまで関係があるのか…? やっぱりお前(トロンボーン同級生)が絶望的に音感なかっただけだったんじゃ?w(※と言ってる作者もそれほど上手くなかった)


    ※花音を「吹奏楽博士」に仕立てるには……そうですね。

    おお、中1の花音にそこまで解決能力があったらスゴイw けど、やっぱり作者的には、主人公はダメ(ダメってかポンコツ?)キャラ側にいて欲しいかな…(少なくとも一年生時代の間は)

    という訳なので、

    >「トロンボーンは音程が取りにくい(音取りがしにくい)」という説明では微妙に筋がズレてますので、花音のセリフを別のものと入れ替える必要があるように思います

    とりあえず花音の『吹奏楽の知識がなんかめっちゃあるヤツ』描写はまた別の機会に回そうと思います。 
    祐揮の話も、まだまだ引き伸ばすつもりなので…ピッチが悪い本当の理由も、そのときに判明させようと思います。

    ご丁寧な解説&アドバイスありがとうございますm(_ _)m またトロンボーンについてツッコミたいことがあったら遠慮なくコメントしちゃってください!
    にしても、本当に湾多さんってめちゃくちゃ音楽関係に詳しくて、本当に尊敬します…これは是非、湾多さんのトロンボーンの演奏も聴いてみたいです^^
    次回からちょっと執筆するのに覚悟がいるな…がんばろ…

    編集済
  • #08 犯人は…への応援コメント

    あっちこっちで目詰まりを起こしている、代替わり直後の吹部の風景ですね。よくある話 w
    まあこれで「何もかも絶好調」だったら、物語にならないんですけどね……。

    日本語用法については文節単位のものが二箇所だけ。

    >思わず、吹くのを辞めて耳を塞ぎたくなった。

    英語で説明するほうが明解なんで日英混合のコメントになりますが、やめて、には「止めて/辞めて」があって、stopの意味で使うのは「止めて」。「辞めて」は概ねresignの意味「のみ」で使う言葉と理解していただければ。

    >この発言を聞くたび、花音はなんだか息がしずらくなる。

    「しずらい しづらい」で検索したらぞろぞろ記事が出てきますが、要点を言えば「しずらい」は誤用で「しづらい」が正解とのこと。zuの発音で「づ」を用いる、現代日本語では数少ない例ですね。


    ところで前話からのつながり部分に関して、少し気になったのですけれど。
    犯人が判明した、というシーンで、結構ばさっと話を閉じてる印象があったので、あれ? と思いました。
    これは「湾多がそう読んだ」というだけで、他の方々はまたそれぞれに違った印象を受けられたかも知れませんが、なんだか足りない、という感じなんですね。ここの場面をどう受け止めたらいいのか、読み手として迷ったままシーンが終わってしまった、みたいな。
    具体的に言うと、ここはつまり、祐揮が壊滅的に音感がなくてトホホな現状を浮き彫りにしているのか? あるいはそれ以前に基礎からなっていない技術レベルということなのか? はたまた音符が読めていなかっただけ? それか、後半の流れからするとこっちのほうかなと思うんですが、金管の中に深刻な亀裂が入りかけていることを暗示しているのか、つまり人間関係的な危機の話なのか?
    はっきり言えば、いちいちコメントするほどの問題ではないと思うのですけれどね。文章のスタイルの問題、で済む話かも知れませんし。
    意図的に説明少なめにして場面を切り上げた書き方にした、ということならよろしいんです。とりあえず、こういう感じの閉じ方だと、読み手の一部がフェイント気味に感じるかもしれないということを頭の隅に置いていただければと思います。

    作者からの返信

    コメント&語字訂正ありがとうございます!


    >まあこれで「何もかも絶好調」だったら、物語にならないんですけどね……。

    部活モノの話は必ず「揉める」のが定番の流れっていうか、宿命みたいになってますよね(笑)
    特に大会に出場して競い合う系の部活は……


    >英語で説明するほうが明解なんで日英混合のコメントになりますが、やめて、には「止めて/辞めて」があって、stopの意味で使うのは「止めて」。「辞めて」は概ねresignの意味「のみ」で使う言葉と理解していただければ。

    わざわざ英語を用いてまで、丁寧にありがとうございます…!
    このミス短編の方でもやらかしてしまった…
    相変わらず漢字が苦手な猫丸でございます(笑)


    >犯人が判明した、というシーンで、結構ばさっと話を閉じてる印象があったので、あれ? と思いました。

    祐揮のピッチ悪い話は、次回から深く取り扱っていく予定です!
    今回は花音から見えない木管の方の話を入れて、これから起こる不穏の予兆?みたいなのを導入しました。
    これから若中吹部は本格的に揉めまくります(笑)
    第一曲はひたすら平和だったので、作者側としても非常に書きやすかったんですが、今回は部員たちも作者も大変なことになりそうです(笑)
    けどずっと平和でも、物語にならないし…

    部活動での宿命でもある「ギスギス」を、いかにしてリアルっぽく、中学生らしく、等身大で書けるのかは、作者の腕試し的な部分も大きいので、ぜひ見守っていただけたらと思います!

  • #07 違和感への応援コメント


    先に二つほど。

    >まるで『考える人』のような体制をとった
       「体勢をとった」

    >その公開処刑が、たった今、開廷されようとしていた。
      処刑なら「執行されようとしていた」ですかね。
      開廷だと「公開裁判」ですね。


    出身小学校による格差問題……昔からありそうで、あまり出てこない感じがする話ですね。湾多的にはかなり新鮮。そんな話から、個人の黒歴史があぶり出されていくとは。

    >裏打ちパラダイス

    いいですね、この言葉遊び w。オリジナルの造語ですかね? 技アリのネタです。 

    >トランペットやトロンボーンの軽やかなメロディーを、花音の静寂なユーフォニアムの音が、そっと背中に手を差し伸べるように支えている。一人で吹いていたらつまらなくても、いざ他の楽器と合わせてみると、自分にもちゃんと役割があるのだと実感して、なんだか誇らしい気持ちになれる。

    そうそうそう ^^。これこそが、アンサンブルの醍醐味というものですっ。まあこれは大人数での合奏でも同じなんですけどね。
    こういう描写があるというだけで、手前味噌っぽいですけど、秋葵さんの小説って「吹奏楽小説」なんだなあと思いますね。……あ、そろそろあっちも数字とかアップデートしとかないと。

    桜島と言えば桜島大根じゃないかとおもうけど……まあ、中学生だともらっても嬉しくないか。というか、重たいし 笑。

    作者からの返信

    コメント&誤字情報ありがとうございます!

    >まるで『考える人』のような体制をとった
      「体勢をとった」

    待ってこのミス、前もやらかして、前も指摘してもらった気が…( ºωº )


    >出身小学校による格差問題……昔からありそうで、あまり出てこない感じがする話ですね

    第一曲に登場したいじめっ子・山下愛梨らの振る舞いを見てもらうと、若小と銀小の格差は一目瞭然かなと。
    愛梨があんなに権力握ってる風なのも、小学校の人間関係が色濃く残ってる影響もありますからね(笑)

    にしても、ほんと猫丸の出身中学の小学校格差は酷かったですね(白目)

    猫丸は人数が多い小学校出身側の立場だったこともあって、中一当時はそこまで感じていませんでした。(そもそもその小学校であまりいい思いをしてこなかったけど…笑)
    でも、後々仲良くなった別の小学校の子はやっぱり『最初は馴染むのに結構大変だった』って言ってました。まぁ、あんなスクールカースト格差が蔓延している学校の奴らと中学で同じになって、しかもそいつらが権力を握っている状況なんて、たまったもんじゃなかったでしょうね…
    なんだかんだ卒業する頃になると、みんな仲良くなってましたが…
    まぁ、所詮は狭い世界での話ですね(笑)
    若の宮町は田舎でも都会でもない、普遍的な町という設定なのですが、特に田舎町だとよくある話なのかな…


    >いいですね、この言葉遊び w。オリジナルの造語ですかね?

    裏打ちパラダイス、四分音符パラダイス、八分音符パラダイス、全音符パラダイスetc…
    色々ありますw


    >こういう描写があるというだけで、手前味噌っぽいですけど、秋葵さんの小説って「吹奏楽小説」なんだなあと思いますね

    猫丸は演奏描写が結構苦手で(上手いこと書けたら楽しいのですが)、なんなら吹奏楽小説なのに演奏描写を避けてきたところがありますから…笑
    第一曲とか、改めて見返したらほぼ演奏描写なくて、ドネガティブな主人公の鬱屈とか、部員たちの絶妙におもんないギャグ風やり取りメインだし(それはそれでこの作品の魅力として楽しんで頂きたいところなのですが)w
    正直、せっかく湾多さん直々『吹奏楽小説』として紹介してもらえたのに、私のこれ、音楽要素ほぼなくないか?と思ってしまうことも多くてw
    同ページで紹介されていた他の作家さんの小説読んでみると、めちゃくちゃ濃密な音楽描写がなされていたりして、何度も驚愕させられましたね…
    これからはもっと『吹奏楽小説』らしく…!

    編集済
  • #05 葛藤への応援コメント


    すらすらとなんのつっかかりもなしに調子よく読めたのでコメントなしにしてたんですが、ふと思い立って二度読みしてみたら、少しばかりひっかかるところが出てきたので w、二、三書きます。

    >明音の静止も虚しく、

    この場合は「制止」で。

    >あー、いいね!『腹黒女な女王様キャラが、気弱いじめられっ子を理不尽に攻撃するシーン』。

    この響希の態度は、写真オタのイカれた神経を全開にしているようにも見えますが、そういうふりをしながら部の中の毒を中和してるようにも読めます。で、問題なのは、本人がどこまで自覚してるのかということ。無自覚なコメディキャラという扱いにしたいのなら、

    >ほらほら、腹黒女の性悪っぷり、もっと見せてよ!

    これはちょっと煽り過ぎな感じがなきにしもあらずです。普通、こんなセリフで相手が腹黒いところを再現してくれるなんて期待しないはずだし……あ、でも映画監督的に「演技でもヤラセでもオッケー」って主義なのかな? であれば、こういうノリもわからんでも……いや、どうだろう。単に何も考えてないという可能性も w。
    ともかく、このシーンの響希は、割とはっきり「部の空気の清浄化」を意識してるようにも見えるんで、まあそういう感じの"実はいい人"みたいな演出が狙いならいいんですが、そうじゃなくてこの子はほんとにかき混ぜ役、ということでしたら、今少しなりふり構わないイカレぶりの描写を考慮されてはと思う次第。たとえば、莉音の陰険さだけでなく、暗い怒りを目に溜めていた(はずの)花音の表情もしっかり撮っていた、とかね。
    ついでの感想ですが、このシーンの後半は、明らかに激高する瞬間の莉音を狙っていたとしか見えせんねー。ギャグとしては、実は響希の真の狙いがそこだったという二段落ちに持っていくのもありだったかも。写真のタイトルはもちろん「噴火の瞬間」でしょうか。

    作者からの返信

    コメントと誤字訂正、ありがとうございます!


    >この響希の態度は、写真オタのイカれた神経を全開にしているようにも見えますが、そういうふりをしながら部の中の毒を中和してるようにも読めます。

    響希は、ほんとにただ写真のことしか眼中にない、優しさやら気遣いやらの精神は全く0のキャラです。このときはたまたま場の空気を良い方向へ持っていけたけど、下手すれば逆もあり、みたいな…
    いい意味でも悪い意味でも、その場の空気を一瞬で覆すことができる強キャラですね。
    まさに無自覚のコメディキャラですww

    初期の設定だと、響希はいつも何も考えずにふざけているフリをしながら、実はそうやって周りの空気を良くしようとしている、どっちかといえば策士っぽいキャラだったんです。『実はいい奴』的なキャラに見えたのは、その名残りのような気がします…(それか単に、こんな堂々とコメディキャラぶっこんでる割には、作者自身が大してギャグシーン書くの得意じゃなかったりするせいかも、ってか多分九割くらいそのせい(ボソッ))

    でも、登場人物のみんながみんな、そんな優しい心を持って周りに気が配れるキャラばかりだと(しかも中学生で)、ちょっとつまんないような気がしたので、ある意味中学生らしい?自我ゴリ押し系キャラもちょくちょく足そうと思いまして。だから響希を完全奇人に変更したんです。
    他にも莉音とか、前回で出てきたバリサク新副部長とかもその『自我ゴリ押し系キャラ』の例ですね。
    彼女(彼)らの今後の活躍をご期待ください!w


    >莉音の陰険さだけでなく、暗い怒りを目に溜めていた(はずの)花音の表情もしっかり撮っていた、とかね。

    一応、響希は莉音と、莉音にあーだーこーだ言われて我慢してた花音、両方ともバッチリカメラに収めて、ただ莉音の方が明確に陰険な表情を崩したので、(『今の顔良かったのに変えないでよ!』的な意味で)莉音にばかり絡んでたわけです。
    (一応、花音にも撮った写真を見せたりはしています)
    ずっと読んでくださっていた湾多さんならすでにご察しかと思いますが、花音はいじめられっ子時代(今もちょっとそうだけど)の癖で、誰かから悪意を向けられた途端、感情を押し殺して黙り込んでしまうタイプなんです。だからこのときの花音の表情は、怒ってるっていうよりかは、悲しさと無表情が綯い交ぜになってる感じですね。前はほんとに無表情だったけど、第一曲でのあれこれを通して、少しは『嫌』っていう気持ちを表に出せるようになってきてるので…


    >このシーンの後半は、明らかに激高する瞬間の莉音を狙っていたとしか見えせんねー

    そうですね、『腹黒女』だとか言ってたのも、煽ってわざとキレさせて、その最中の怒りの表情を愛するカメラの中に収めたかったからなんですよね
    『腹黒女が逆ギレした!』って。
    (やばいなんか若干、響希も性格悪いかも…笑)。

    編集済
  • #04 決定権への応援コメント

    通して拝読しました。手抜きで失礼しますが、四話分まとめてコメントします。

    言葉で引っかかったのは、一応二箇所だけ

    #3
    >日中の多大なる気苦労が伺えた。
      こういう時は「窺えた」の方で。

    #4
    >体操座りの中に顔を疼くませる。
      漢字で書くなら「蹲せる」なんですが、「うずくまる」とは言いますけれど、「うずくませる」というのはアリなのか? そもそも、普通は体全体に使う言葉なんですよね。あと、たぶんここは、顔じゃなくて頭かも……「頭ごと入れて丸くなる」とか? 工夫が必要なところですね。


    以下、各話の小さなポイントなど

    #2
    >『陽キャに自分の席が占領されてて座れない』問題。

    こういう、新鮮なトリビアっぽいネタをいきなり持ってくるのはいい手ですね。昨今の現役学生さんがどう受け止めるかはともかく、全年齢的には読者のかなりが「おお、なるほど」と頷く話だと思いますんで、それだけでポイント上がります。

    #3
    >えー?フィルムに部活の写真、

    もしかしたら「フィルム」と言う名前のアプリか、フォルダの名前なのかも知れませんが、デジタルカメラなんで、「フィルム」と聞くと、やはりあれっと思ってしまいます。特に話の進行にも関係ないようですし、ここはさらっと読み流せるネーミングか名詞でいいのではと思います。

    >楽器ケースに躓きかけた写真とか、いつも無表情の里律が、合奏で褒められてつい頬を緩めている写真とか

    いやいや、そんな瞬間が撮れるってすごい才能ですね w。いささか漫画チックな非リアルっぽい技能ですけれど、そこは本作のコメディ(あるいはギャグ)要素ということで、この先にうまく活用していただければと思います。

    >先程、楽器庫でドラムロールを何回も合わせてたのは、このためだったのか。花音は納得した。

    ここは、まあ私個人の感覚では、なんですけれど、「パーカスが謎の練習してる」という場面を出した上でのこの展開ですから、「なに、この安っぽいバラエティー番組みたいなノリは!」ぐらいの軽いツッコミが入るべきところなんじゃないかなと。まあ、ツッコミは読者に任せた、とも読めるんですが 笑。

    >「バリトン・サクソフォーン、調性は変ホ調で、……

    ここも、一応は笑いネタとして書いてるんだろうなと思うんで、感想入れておきます。いや、別にいちいち問題にするようなところでは、本来ないんですが、ギャグネタはある程度までよしあしが理屈で説明できますし、この先の参考にと。

    一言で言えば、ギャグとしては微妙に噛み合ってないところだと思うんですね。なぜかと言えば、この長セリフが「タッキーは楽器の名称、略されるの嫌いだもんね」という後のセリフと対応してないからです。
    「バリサク」という一語に対して十行超の反論が返ってくるという超・理屈屋参上! というところがここのギャグのポイントのはずなんですけれど、会話の論旨が呼応してないので、うまく笑えないんですね。ですので、セリフとしては楽器の薀蓄は切り捨て、一般的な日本語論として、言葉を省略するということがいかにけしからんことか、ということを徹底糾弾するような内容であるべきではないかと。
    ただ、この後に「歩く楽器百科図鑑」みたいな称号も出てくるんで、それとリンクする必要もあるのかな? であれば、そうですねー、私なら直前の「期待のバリサク吹き!」っていうセリフを「バリトン吹き!」に変えますね。言い方をミスった例としてはやや強引ですが、ギリギリ通じないことはないかと。で、バリトンというのはバリトンホーンという、ちょっと紛らわしい吹奏楽器がちゃんとありますので(ググってください)、「あれはサクソルン族の金管楽器で…………一方こちらは同じアドルフ・サックスの発明でもれっきとした木管の……勘違いされたらどうするんですか!」みたいな調子で、まさに十行超のくだくだしい反論が作れます ^^。
    まあ、難しい言葉を並べなくても、「楽器名は正しく読むべき・元部長としてその態度はいかがなものか」的な長口舌でもいいんですけれど。というか、長い反論じゃなくてもしつこく「バリトン・サクソフォーンですっ」と言い寄る形とかでもいいんですけれど。

    作者からの返信

    長文コメントと誤字訂正とご指摘など、毎度ありがとうございます!m(_ _)m


    >こういう、新鮮なトリビアっぽいネタをいきなり持ってくるのはいい手ですね。

    多分、これマジで友達いなくて隅っこにいるタイプとかじゃなくても、結構共感してくれる学生さんも多いかなぁと思いまして…笑


    >いやいや、そんな瞬間が撮れるってすごい才能ですね

    桜庭響希は、一癖ある部員が多い若中吹部の中でもマジで変人中の変人って感じなんですけど、カメラの腕前自体はプロ並みっていう設定ですw
    今後の活躍をご期待ください!w


    >まあ、ツッコミは読者に任せた、とも読めるんですが 笑

    そうですね、元々花音はそこまで強くツッコんだりしないキャラなので、ここは読者の皆さんにお任せいたしました(笑)
    でもちょっと物足りないなと思った時なんかは、他のキャラを代わりにツッコませたりしてますw


    >一言で言えば、ギャグとしては微妙に噛み合ってないところだと思うんですね

    あー…ですよねぇぇぇぇ
    ここ、とにかく奏多の音楽オタクっぷりを初登場から前面に押し出したくて、沙楽先輩のセリフから半ば無理やり演説シーンに持っていったところがあるので、ちょっと違和感ありますよね…


    >私なら直前の「期待のバリサク吹き!」っていうセリフを「バリトン吹き!」に変えますね

    確かに!( ゚д゚)その発想は無かった!

    『バリトン』っていう単語だけなら低音域のことを表しますし、サックスだけに当てはまる言葉でもないけど、バリトンサックスの略語に普通に使いますしね!
    ちょっと参考にさせて頂きます!
    ありがとうございます!

    編集済