第5話

本当に申し訳ございませんでしたああああああ。

予約投稿できてると思ってたら出来てませんでした。ただ書いただけになってました。

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【ホバス】ねぇ。第1〜第5って名前の関連性は何も無いよな?俺の知らない言語とかで関連するなら分からんが。


のんびり【ホバス】へと行く道で考えていた。洞窟は既に出ており、今は平原を歩いている。


「ん?直ぐに街が見えたな。モンスターは居ないみたいだが」


洞窟を出てからモンスターと遭遇していないにも関わらず、既に街が見えている。目視でもモンスターは見えていない。


「んー?モンスターが出ないってことはここがでもなるのか?」



《プレイヤーが第4の街【ホバス】に到達しました》


《【ホバス】に到達したプレイヤーは1度言った街へ転移が可能です。詳しくはヘルプをご覧下さい》


《始まりの国【ファースト】を踏破しました。神殿にて次の行先を選ぶことが出来ます》


《称号【踏破の先駆者】を獲得しました》


【踏破の先駆者】

初めて踏破したものに与えられる称号

マッピング時に周囲がマッピングされやすくなる


「ほへぇ?」


なんか今の一瞬で色々あったぞ。まず、今まで攻略してたのは【ファースト】っていう国で、この第5の街【ホバス】で踏破?


「5個目の街で攻略したことになるのか。他の国もそうなのか?それとも【ファースト】がチュートリアルの役割も含めてた?」


何も分かってない状態で、色々考えても意味無いか。とりあえず色々調べてみよか。


「【ホバス】に突入ー!」


「ん?何してるんだお前」


「何してるって街に入るんですよ。てかなんでここに人いるの?」


「何って国境沿いの街なのに衛兵が立ってないわけが無いだろう。お前、異邦人だろ」


「ええ、そうですが」


「ふーん、ここまで来るの早いな。神託だと


「へぇ、なんだその神託って」


「神託すら知らねぇのか?異邦人の国には神様もいないのか?」


「いるっちゃいるけど、神託とか俺が生きてるうちに聞いたことはないなぁ。君臨すれども統治せずみたいな?」


「そっちの神様はそんな感じなのか。神託ってのは神様のお告げさ。それぞれの国の主神がその国の危機とか教えてくれるんだよ」


「ふーん。で、街には入っていいのか?」


「ああ、いいとも。だが転移陣を使うなら金がかかるから気をつけろ」


「忠告感謝。んなら神殿にでも行こうかねぇ」


【剣王】が気になりますし。剣士の何段階目かの転職先なのか、それとも別の職業扱いになるのか。どちらにせよ楽しみだ














「うーむ、これはどうしたものか」


【剣王】は剣士系統の4段階目の進化先だった。今の俺は2段階目の【剣士】となり、普通なら3段階目を挟まなければ転職はできない。先程知らされたことだが、三次職、いわゆる4段階目からは転職するのにレベル以外の条件を課されるるしい。それを俺はたまたま満たしたらしい。その条件を教えてくれる人がどこかにいるらしいが、俺はそれを聞かずにたまたま達成したわけだ。


そのためか分からんが、3段階目をすっ飛ばして、転職できるわけだ。おそらく俺以外のプレイヤーはまだ初期職、【〜〜見習い】だろう。そんな中俺だけ三次職というのはほかの者からアドバンテージをとれる貴重な機会。無駄にせず直ぐに転職するのもいいのだが·····


「3段階目の職業が何かは知らんが、その時にゲット出来るスキルやらが手に入らないのは惜しいな」


【上級剣術】の上があるかは知らんが、あるのなら欲しい。攻略組としてガンガン進むのもいいが、俺は寄り道しつつも順調に技を揃えて戦っていきたい。


「あのー、何を悩んでいるんですか?」


目を向けると神官服に身を包んだシスターが。俺は職業のことと、自分の考えを伝えた。


「そうでしたか〜。であれば問題ありませんよ。世の中には初めから職業が進化した状態で産まれてくる子がいます」


なんとびっくり。産まれつき優秀な子供がいるのか。前世では才能は努力でひっくり返せるものだと思っていたが、ここまであからさまな才能は見たことがない。


「なのでその下位の職業のスキルであれば簡単に習得できます。もっとも異邦人の方々と私たちのスキルの習得の方法は異なるようですけど」


そういってにっこり笑うシスター。シスターの言ってることが正しければ、俺も習得できるかもしれない。こちらの世界は努力によってスキルを習得するようだが、俺たちプレイヤーはポイントを消費してスキルを獲得する。俺も3段階目の職業の技を覚えられるかもしれない。


「そうなんですね。ありがとうございます」


「いえいえ、道に迷う旅人を導くのも神官の役目。あなたの旅路が素敵なものでありますように」


そういって祈り、立ち去るシスター。NPCだからかとても優しかった。まぁ、そうプログラムされているのだろうが。


「よし、転職するか。もし覚えられなかったらもう1回転職し直せばいいし。何悩んでたんだろ」


というわけで転職!


「おお、これが転職か。最初の転職だとあんまり味わいがなかったが、これはハッキリと分かる」


体が一気に強化された感じだ。凄まじい強さだ。


名前:ヤタ

種族:人間Lv.2

職業:剣王Lv.1


《ステータス》

体力:25/25

魔力:25/25

物理攻撃:64

魔法攻撃:11

物理防御:11

魔法防御:11

敏捷:54

器用:11

ポイント:7


《スキル》

【剣術Lv.11】【気配察知Lv.5】【攻撃強化Lv.2】【剣戟強化Lv.3】【属性付与Lv.1】【長剣術Lv.2】

【上級剣術Lv.2】


《称号》

【エリア解放の先駆者】【ソロスレイヤー】【剣狂】【転職の先駆者】【一次職の先駆者】【剣戟の主】【三次職の先駆者】


【剣王】

剣のみで王へと至ったもの。帝への挑戦権を持つもの。己の戦い方が模範となる者

物理攻撃2倍、敏捷2倍


【三次職の先駆者】

三次職に誰よりも先に転職したもの

三次職のレベルが上がりやすくなる。


さあさあ、皆様もお気づきだと思う。ステータスの数値がバグってることに。しかしそれだけでは無い。剣士の時と見比べて見てほしい。剣士の職業は物理攻撃とHPに1.2倍の補正が入っていた。しかし今回物理攻撃は1.2倍された数値が2。どう考えても由々しき事態。剣士の倍率がそのままに残っているなんて。


「いやぁ、あははは。これは三次職取っといたほうがいいんじゃね?」


てか今更だけど倍率残るならどの順番でも変わらんな。倍率が受け継がれるなら、やっぱり転職しまくるのが前提なんかね。


「まぁ、過ぎたことは仕方ねぇ。ひとまず周りのことも気になるし、一旦最初の街に戻りましょうかねぇ。名前なんだったっけ?」


神殿を歩いて転移陣を探す


「あっ、さっきのシスターさん」


「あれ?異邦人さん。その様子だと転職なされたようですね」


「はい、相談に乗ってくれてありがとうございます。今転移陣を探しているんですけど、どこにありますか?」


「転移陣ですね。転移陣の利用は···」


そういってシスターは三本指を立てる


「ああ、3000ゴールドか。かなり高いな」


「いいえ、3万ゴールドです」


シスターはにっこり笑って言ったのだった。






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今回は少し短めです。街ごとに1話書いていた感じなので丁度いいかなと。なんとなーくの考えだと、もうそろそろ配信始めてもいいかなと。でもこのままだと俺TUEEEEみたいな展開になっちゃうんだよねぇ。しばらく主人公お仕事か何かでお休みさせようかな?まぁ、色々と考えてます。今後ともよろしくお願いします








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