主役でない、と感じる少年が、見出したものは。温かいヒューマンドラマ。

領主館シリーズも18作め!
今回は、「兄妹の真ん中」12歳のアルベリヒが主人公です。

彼は今、迷いのなかにあります。

ずっと、目標としてきた兄との関わりかたを、悩んでいるのです。

兄の後ろをずっと歩いてきた自分は、主役じゃない。

そう思う少年は、この領主館で、ある事に気が付きます……。

頑張れ、少年! と声をかけてあげたくなるような、あたたかいショートストーリーです。

もちろん、今回も美味しそうなデザートの描写、ございますよ。

ぜひ、ご一読を!

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