旅人たちは、過去と現在を行き来しながら未来を繋いでゆく。
- ★★★ Excellent!!!
『物語り』という特殊な仕事を生業に旅を続ける主人公と、その仲間たちのストーリー。
作品は主人公一向を中心とした短編集であり、精霊のいる世界観において、大航海時代さながらのまばらに点在する集落の数々が、各短編の舞台となります。
ただ、いくつもの短編に分かれながらも、多くのしがらみと人との繋がりが大きな波となり、数々の感動を与えてくれる作品です。
作者様のキャラクター作りもお見事で、人の感情の機微や行動原理などもある意味とても「人間らしい」ものが詰まっています。
是非一読あれ!