鉄のランタンを抱え、暗い森へ踏み出そう

獣の脅威に満ちた広大な森に、小さな村が点在している。
村同士の交流は薄く、旅びとが訪れるのは珍しい。
少女を連れているのなら、なおのことだ。

真っ暗なマップが、旅びとの足跡でゆっくり明らかになっていくような読み心地の作品です。
この世界の人々がどんな価値観を持ち、どうやって恐ろしい獣から家族を守り、いかなる加護をもって森での暮らしを営んでいるかを、一話ごとにあなたは知っていくでしょう。
「それってどういうことなんだろう」と疑問に思ったことを、次の話でサラリと説明してくれるから、知的好奇心をくすぐられながら、次へ次へとページをめくる手が止められなくなります。

ストーリーは、これから二部が始まるところ。
読み始めるには、ちょうどいいタイミングですので、ぜひ。

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