カソウ 私の行きたい場所で

毎日を忙殺の中で過ごす内に 人とのコミュニケーションから遠ざかってしまった主人公 ふに。
　その日常を忘れる為にと、ちょっとした興味で購入したVR機器であったが、その忙しさを忘れさせるには不十分であった。
　VR機器が、日常には不要なもの、として分類される時期にさしかかるとき、その機器に対応するSNS型のゲームがあると知る。
　昨今珍しく、ネットには執着を見せない彼女。機器を購入した時と同程度の興味で、そのSNS型のゲームをインストールする。

　そこで出会ったプレイヤー saica。彼女との出会いによって、ふには現実と仮想の認識を変えていくのであった。