プロローグから逆算された、反時計回りの物語展開

両親を失うという、あまりにも絶望的な状況を垣間見せるところから物語は始まります。
いつも通りのはずの一日。訪れた大災厄。そして──。

かなり設定の凝った異能SFものです。
プロローグの謎を牽引しながら進めていく展開がとても面白いです。
アルカディアや災厄といった設定の明かし所も丁寧で、ストーリーの邪魔になりません。

災厄が始まっていく回では思わず、読んでいる側の肩が竦みます。
これからどんどん面白くなっていく予感。
今後の展開にも期待が持てますね。