スラム街
今日も今日とてシルフと一緒にメリックの訓練を受けた。シルフのユニークスキル魔法模倣は凄くチートだ。どんな魔法を打ってもすぐに模倣される。
まあこの子に俺の創造魔法で創った魔法を見せれば模倣してくれるだろうから一気にやれることが広がる。
と魔法の訓練そこそこで今日は久しぶりに王城から抜け出してみようと思う!!前回は街の地形などを見てスラム街がないことを知った。
だが今回は転移魔法も使えるようになり、そこらの一般人とやりあう事があっても負けることはないくらい成長したため存分に良い人材を探すことができる
「よし。おいで僕の分身」
この分身も精度が高くなり、完璧に眠っているように見えるようになった。あと数年したら話せたら動けたりするようになるだろう
「準備完了。よし行こう」
俺は飛行魔法を使い空へ飛んだ。
王都を外れ結構進むと荒れた地帯を見つけた
「スラム街はここだな」
おれは自分の容姿を魔法で変えてスラム街へとおりた。
ちなみに元の容姿は金髪青色の瞳の美少年。んで裏ボス用が黒髪青色の瞳の同じく美少年だがベクトルの違う美少年にした。
やっぱりスラム街は荒れているなあ
周りには痩せ細った子供がたくさんいた。それにいかにもチンピラな見た目をした男の姿も見た。
絡まれないようにしよーっと
「おい坊主。ここが何処かわかって歩いてんのか?」
即フラグ回収じゃねえーか
「いえ。知りませんけど」
「あぁん!?なんだその舐めた口の聞き方」
「はあ……モブはモブらしくしてろよ」
「クソ坊主。周りが見えてねぇみてぇだな」
見えてるよーって。俺の後ろに二人、物陰に一人、目の前に一人の計4人だろ?逆に舐めてんのかって
「はぁ……来るなら来なよチンピラおっさん達」
「舐めた口きけるのも今だけだぞ!おいてめぇらやっちまえ!!殺してもかまわん!」
~~~~~~~~
「「「す、すみませんでした!!!」」」
こいつらほんとにチンピラみたいだった。
魔法を少しブッパしただけでノックアウト。この相手には勝てないと悟るとすぐに土下座。
「これでわかったでしょ?鬱陶しいから金輪際僕の目の前に現れないことだね」
「はい!わかりました!!」
そうしてチンピラ4人組は去っていった。去り際に「ボスに言いつけてやる。あのガキも終わりだな」とほざいていたが無視をした。
んーやっぱりそう簡単には見つからないよなあ〜
「このガキが!」
成人男性3人がかりで一人の子供に暴力をふるっている。
あーあれはよくみる異世界テンプレの一つだなあ。あの子のステータスが素晴らしくて助けにはいるー!みたいな感じだよね
よしステータスオープン
『名前』 アイシア・ミカエル 6歳
『人種』 ヒューマン
『レベル』 3/666
『体力』 G/B
『魔力』 G/F
『攻撃力』G/S
『防御力』G/A
『素早さ』G/S
『知力』 G/A
『ユニークスキル』 一刀両断
『職業適正』 剣士
『称号』なし
大当たり!!異世界テンプレ流石だな!この子は仲間に引き連れよう!
「おいお前たち」
「あぁん?なんだクソガキ」
「その子を渡してもらおう」
「ガキが何ほざいてるんだ!やっちまえおまえら!」
そうチンピラAが言った瞬間、チンピラB、Cが向かってきた。
ほんとに素人同然の動き方をするなあ
「ぬるい」
「っ!!なんだこのガキ!攻撃があたらねぇ!」
「チンピラの攻撃なんか当たるわけじゃないじゃないか」
おれは風魔法を使いチンピラ二人の首を落とした。
「っ!なにしやがる!このクソガキ!」
「君もすぐに連れてってあげる」
チンピラAの首も風魔法ではねて一件落着。
「さてと、この子をどうしようか」
結構な怪我を負っていて且つ意識もない。
とりあえず回復魔法かけとくか。
そのまま俺はアイシアを空き家まで運んだ。
んーとりあえず起きるまでここに居るか。にしても赤髪赤色の瞳の美人さんだなあ。この子の将来が楽しみだなあ
空き家に来てから2時間ほど経った。
「ん……ここはどこ?」
「起きたか。ここは空き家だ」
「あなたは誰?そして男の人たちは?」
「私はシモン。チンピラは私が殺した」
「そう。助けてくれてありがとう」
「起きたばかりで悪いが、お前には俺の仲間になってもらう」
「仲間?どうして?」
「お前には剣の才能がある。その才能はこれから先の私に必要だ」
「どうして必要なの?」
「ふむ。ウィリアム王国が裏で魔王の復活を目論んでいる。その理由は魔王を手中に収めることでこの世界をウィリアム王国の物にしようとしてるんだ」
「どうしてあなたが知ってるの?」
「たまたまその組織のヤツらが話している所を聞いたんだ。それで調べたら事実だった」
「そうなのね。わかったわ。あなたに救われたこの命。あなたの為に捧げるわ。」
うん。チョロすぎるね
転生したら第三王子だったので表社会と裏社会のトップになってお互いを敵だと認識させた後、「残念。本当の敵はこの我だ」ムーブをしてみたいと思います かわポン @xxx33
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。転生したら第三王子だったので表社会と裏社会のトップになってお互いを敵だと認識させた後、「残念。本当の敵はこの我だ」ムーブをしてみたいと思いますの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます