概要
やっぱり心は胸の辺り?
心の色が見えるようになったのは、あの日から……。
「色言葉」という言葉を知ったその日から、私は人の「心の色」が見えるようになった。喜び、悲しみ、怒り――感情の強さによって色は濃淡を変え、全身を覆うこともある。この不思議な力と共に暮らしていた私だが、ある日、幼馴染の薫が全身を真っ赤に染めて叫んだ。「あたし、あんたのことが好きなの!」と。そしてその勢いのまま、私はベッドに押し倒されてしまう。
実は私は、高熱を出した翌朝、突然女の子の身体になり、この能力を得ていた。今は女の子――だから、幼馴染の告白にどう答えればいいのか、わからないままで……。
「色言葉」という言葉を知ったその日から、私は人の「心の色」が見えるようになった。喜び、悲しみ、怒り――感情の強さによって色は濃淡を変え、全身を覆うこともある。この不思議な力と共に暮らしていた私だが、ある日、幼馴染の薫が全身を真っ赤に染めて叫んだ。「あたし、あんたのことが好きなの!」と。そしてその勢いのまま、私はベッドに押し倒されてしまう。
実は私は、高熱を出した翌朝、突然女の子の身体になり、この能力を得ていた。今は女の子――だから、幼馴染の告白にどう答えればいいのか、わからないままで……。
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