ミステリアスな世界観と、主人公たちが真実を追い求める姿

　謎に満ちた世界の秘密を探っていくSFミステリー作品です。

　物語序盤から、主人公の恭哉が世界の不自然さや人々の無関心さに強い違和感を覚えていることが描かれ、読者をぐいぐいと物語に引き込んでいきます。恭哉と真人の軽妙な掛け合いは、シリアスな物語の中に適度な緩和をもたらし、親友同士の絆の深さも感じられました。

　物語は大きく動き出し、衝撃の事実は、読者の好奇心を大いにかき立てるでしょう。さらに、世界についての恐ろしい推測は、これから主人公たちが直面する危険を予感させ、物語にスリルを与えています。

　最後に登場する2人の存在は、大きな伏線となっており、今後の展開に期待が持てます。彼らがどのような人物で、物語にどう関わってくるのか非常に気になるところです。

　ミステリアスな世界観と、主人公たちが真実を追い求める姿が魅力的な作品だと感じました。これからの展開から目が離せません。