身近なみかんを通して自然や季節の移り変わりを捉えた短歌

アルベドという言葉は馴染みがなかったのですが、みかんの白い筋を指すのですね。三冬という言葉も初めて目にしました。

冬の夜空の下、みかんを剥きながらその白い筋を取り除く様子が鮮明に思い浮かびます。厳しい寒さの中で、みかんを食べつつ空を見上げるという何気ない情景には、日本の冬ならではの趣があり、季節感が感じられます。

「三冬」という言葉で、この一場面がその長い冬の中の一瞬であることが巧みに表現されています。