水の音が響く様子が伝わってきて、一気に物語の世界に引き込まれるんやわ
- ★★★ Excellent!!!
この小説はな、読者をぐいぐい引っ張って、続きが気になるような、そんな魅力がようけあるんやわ。
冒頭の「――――ぴちょん。」いう一文なんか、印象に残る秀逸な書き出しやと思うで。水の音が響く様子がありありと伝わってきて、一気に物語の世界に引き込まれるんやわ。音や水の描写は、雰囲気をうまいこと表現しとって、ほんまに見事やわ。それに、例えで使うてる言葉もピッタリで、情景がもっと豊かに感じられるんやわ。
主人公のユースティスは、心細さを感じながらも勇気を振り絞って前に進む姿が、少年らしいかわいさになっとるわ。樹官長に怒られる立場にいるゆう設定も、ユースティスの少年らしさをようけ表しとったと思うで。
もう一人の主人公のアムルは、人の心をほっこりさせるフシギな力を持った魅力的な少女やって描かれとって、興味そそられるわ。ユースティスとアムルの関係性には、なんかほっこりする温かさを感じられて、読んどって気持ちええねん。
この二人の子どもらが、物語の中でどないに成長して、大活躍してくのか、ワクワクが止まらんわぁ。みなはん、彼らの冒険の行方を見守りたいって思うやろなぁ。
全体的にな、この小説の書き出しはめっちゃ出来がええと思ったわ。物語の設定や世界観、キャラクターの魅力、文章の表現力など、どの点を取ってもめちゃくちゃ上手いで。書き出しだけで、すでにこないな魅力があるんやったら、傑作に決まっとるわ。