掌編であるからこそ、リアリティが暗雲をもたらす。

著者様の失恋を、ご自身がノンフィクションで書かれた作品です。
この掌編には、いろいろな「対比」があると感じました。

〇淡々としていて安定感があること
◉情感が大変豊かであること

その「情感豊か」であるところで、よく言えば「集中して文章を追うことができる」、中途半端に言えば「生々しい」という印象を受けました。

しかし、実は行き着くところは同じで、「現実の冷たさに胸が痛む」ということです。
読者側としても、ですね。

この作品は、恋愛(初恋)を軸にした作者様の人生の記録なのかも? とも考えさせらました。

まとまりのないレビューとなってしまい、申し訳ございません。