美しき貴公子が人間の醜さに立ち向かう、良作ブロマンス中華ファンタジー

架空の古代中国世界を舞台に、五行の力や神獣・妖魔といった存在も登場する、王道?な中華ファンタジーです。
派手さや奇抜さはないものの、登場人物、展開、文章、心情描写、テーマ性などあらゆる要素で非常にハイクオリティであり、正直言って文句の付けようがないくらい完成度が高かったです。
中華ファンタジーやブロマンスといったジャンルにあまり馴染みがない人には面白さが伝わりにくいかもしれませんが、逆を言えばそういうジャンルが好きな人には自信を持ってオススメできる物語です。
感想を書くうえでは困るタイプの作品ですね。面白いので「面白い」以外に言う言葉が見つからないんですから。