終活

粟沿曼珠

(仮題)スチームパンクなあの子

 高校生の頃に構想した作品。某ゲームの影響を多大に受けている。

 蒸気機関を動力源とした自立人形の物語を作ろうとしたが、割と早い時期に様々な動力源の自立人形の話となった。

 機械の心を主題とした点は覚えているが、良いネタが思い浮かばなかったのか、それ以外はメモに記述したものしか残っていない。


 とある作品(これの公開時には未公開)の数千年後の世界が舞台。その作品の初期の案では敵と戦う為のロボットが存在しており、その開発者の様々な研究とロボットの学習・成長によって人間の生態と似たようなものを持つようになった。

 具体的には有機物や無機物を取り込んで自身の燃料や部品に変えたり、それらを用いて体内で新たな自立人形を作ったり。

 コンセプトは『人間に最も近付いた機械』。身体構造は人間と同様で、臓器や神経、生殖器を持つ。感情を持たないものもあれば、持つものもある。


 人類はいないことは無いが滅亡寸前な状態で、人類から独立した自立人形が台頭してきた。発明者によって動力源が異なり、それを以て種族とし、同じ動力源を持つ自立人形のコミュニティを形成している。基本的には他の種族との交流は無いが、稀に交流する者もいる。その際、性行為をして新たな自立人形を生み出すと、二つの特徴が混ざった自立人形が生まれる。

 自立人形は自分達のことを機械とも生物とも認識している。


 種族は以下の通り。細かい設定は書かれていない。


・アグノイド

 蒸気機関を動力源とした種族。当時の自分は何を思ってそうしたのか、自立人形の初期のタイプ。

 保守的かつ効率的な種族。水辺の近くに都市を建てる傾向にある。感情は持たない。


・イルマトン

 電気を動力とする自立人形。自立人形の中では最先端の技術を持つ種族。

 労働や兵役の課せられた奴隷階級と、それらを課せられておらず、また感情を持つ貴族階級に分かれている。中間の階級の記述は無い。


・ジルフォード

 火を動力とする自立人形。燃料を求めて他地域を侵略しており、種族の存命を謳っているが、実際は領土拡大を目的としている。


・ヴェルドキナ

 原子炉を持つ自立人形。


・ルイローグ

 バイオマス発電によって動く自立人形。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る