果ての世界に花は咲く

いつまで人は争うのだろう・・・

3回目の世界大戦から端を発した混沌と血で血を洗う戦いを終わらせたのは、自分たちのいる星だった。
それは星の怒りであり、哀しみだったのかもしれない。
機械と密接になった生物が生きる事を否定するように、電磁波の嵐が各地に発生。
地上にいるものは、ほとんどが機能を停止した。
嵐が収まり、人々は再度地上に戻ってきた。
しかし、少ない資源に人々はまだ小さな争いを起こしてもいた。

「どこで歯車はおかしくなったのだろう」
彼は問い続ける。

「あなたは、どのお花を育てますか」
彼女が問いかける。

あなたの心の中にある花は？