今回、全てを破壊しながら進むバッファローの小説を大量に接種したわけですが、この作品はとにかく読みやすい。テンポよく、すっと頭に入ってきて、無駄な説明をしない。さらっとやっていますが、これを書くのは本当に難しい。相当なカラテの高さを感じますぜ。私が上手いな……と思ったのは冒頭のこの部分で、「極地のオーロラの下当然のように海上を進むバッファローたちは、奇妙に荘厳な輝きを放っていたという。」この一文がすごく良いですよね。ありえない情景なんですけど、それを過不足なく説明してすっと理解(わか)らせられる。理想です。
地球を襲う怒れた獣たち! 国立公園に現れたバッファローは、しかし、ただのバッファローではありませんでした。何度もその足で各国を駆けめぐり前に進み続けます。 とりわけ、その結末にはド肝を抜かれるでしょう。地に足つけぬ壮大さをご照覧あれ。
あの武井稲介先生がついにKACアンバサダー春海水亭先生からの挑戦状に受けてたった。これはパニックホラーかSFか?貫牛の輪は我々にジャンルを問いかける。
バッファローSF小説として素晴らしい完成度です。応援しています。
同じ武井稲介として、怪奇にとどまらない活躍の広がりに感服しました今後ともジャンルを広げての活動に期待が高まります武井稲介をよろしくお願いします
もっと見る