これまでの全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れの話をしよう

神崎蒼夜

これまでの全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れの話をしよう

 全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れがいた。彼らは全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れなので全てを破壊しながら突き進むことしか考えていなかった。だが、本当にそれでいいのだろうか? 全てを破壊しながら突き進むだけでこの現代社会という荒波に揉まれても生きていけるのだろうか?

 生きていけるのである。なぜなら彼らは全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れだからだ。現代社会など関係がない、なぜならそんなものも全てを破壊しながら突き進んでしまえばいいからだ。だが、本当にそれでいいのだろうか? たとえ現代社会を破壊しながら突き進んだとしたら、それはある意味で後退するということで、突き進むという彼らの行動と真逆ではないだろうか?

 真逆ではない。なぜなら彼らは全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れだからだ。そんな素人がちょっと考えただけの反論など彼ら全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れにとっては無価値で無意味なのである。進んでいく、突き進んでいく。ああバッファローバッファロー。彼らは何を破壊していく。社会か、世界か、それとも地球か。それはともかく彼らは全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れである。ではもし向こうからも全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れが現れたらどうだろう? 全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れvs全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れだ。どちらも全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れなので、言葉通りに捉えれば同じパワー同士の激突により互いの存在がこの世界から消え去るのではないか?

 そう考えてからは早かった。全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れに現代社会を破壊されそうになった世界政府は科学者たちはすぐさま全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れと同様のエネルギーを持つ、全てを破壊しながら突き進むバイオバッファローの群れを作り上げた。そしてやってくる全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れの真正面から全てを破壊しながら突き進むバイオバッファローの群れを解き放った。

 瞬間、閃光が地球を包んだ。

 全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れと全てを破壊しながら突き進むバイオバッファローの群れが相対したその時、対消滅により新たな全てを破壊しながら突き進むニューバッファローの群れがこの世界に誕生し、眩い閃光を放ったのだ。

 こうして世界は消滅した。これが全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れ暦1年のことである。

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これまでの全てを破壊しながら突き進むバッファローの群れの話をしよう 神崎蒼夜 @sawyer1876

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