SFというものは案外間口が広いもので、他のジャンルで用いられる様々なアイディアとタッグを組むことが可能なのです。この短編はそれを目に見える形でもってキッチリ証明して下さいました。やはり短編である以上は、オチの切れ味が鋭いものが良いはず。読者が思ってもみない死角からまさかの嬉しい不意打ちをくらわせる。実現するのはなかなか難しいものですが、この作品はその難題を見事に成し遂げているように感じられました。良いオチの作品をお探しでしたら、是非!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(54文字)
人の悪意と対極にある、心温まる話。
アステカの人々がコルテスを見て「白い肌の男性=ケツァルコアトル」と勘違いしてしまい、むざむざと侵略を許してしまった……というお話を思い出してしまいました。平和なENDでよかった。読みやすい短編を探している方におススメです。
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