概要
ベルリンの壁がドイツ人を分断していた時代のベルリン旅行記
大学卒業を目前に控えた一九八六年の春休み、著者は親友の美羽と共に、当時『ベルリンの壁』で分断されていた西ベルリンと東ベルリンを訪れた。東欧諸国に民主化の嵐が吹き荒れる三年前、東西に分断したベルリンは冷戦対立の最前線だった。東ドイツによる国境管理、民族分断の悲劇、東ベルリンの乾いた空気感、西ベルリナーの葛藤とたくましさ、そして美羽との友情を回顧する旅行記。旅行後の「ベリルンの壁崩壊とその後」が最終章。
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