僕をルウと呼ぶのは、彼だけだ。学校の連中には呼ばせない。

架空世界なのに多くない文字数で読み手に場を想像させる筆致。
たった3シリングで買えるというロリポップの効果的な使い方。
作者の意図通りに切ない気分になってしまう自分。

どれをとっても「やられた」と言う他ありません。
なんて清々しいやられ方でしょう。
何度も読んでしまう名作です。