第2話

中学生活を終え、今入学式が始まっている最中である。


野球部には入るつもりであったが、結果を見て正直入る気持ちは失せていた。


(とりあえず見学行ってみるか...)


(頼むいい雰囲気であれ!)


実際に行ってみると先輩はめちゃくちゃ優しいし、思いやりがあるように思えたが、顧問の指導方法にかなりの疑問を抱いた


(ほんとにここで大丈夫なのか...)

ただ、ここからクラブや草野球に行くお金はなく、野球をするならここでしないなら中学で引退となってしまう



「野球はやりたいし、結果で証明してやるか」


見学をしていると隣に座った男女に話しかけられた


『お!もしかして野球やるのか!?』


『もしかしてやるの?』


それは幼馴染の山元怜奈(やまもと れいな)と秋元 幸一郎(あきもと こういちろう)であった


「ちょっと迷ってるけどやろうかな」



本心は入る気ではあったが、この練習を見ているととても不安になってしまったが

ちょっとやる気もでてきた



『おー!やるなら一緒にやろうぜ!』


『私はマネージャーかなー笑』


『話せる人さすがに欲しいわ!笑』


「まさか幼馴染が野球してるなんて思わんって!笑」


『まあ中学は球児が転校してしまったしなぁ』


『球児くんはいつから野球してたの?』


「中学だね」


『そっかー』


すると、さらに見学者がやってきた。


『ここが野球部かー』


『意外と強そうじゃね?笑』


『そうか?笑』


『野球部に入るの?君も』


「あぁ、入るつもりだよ笑」


まさかまだ見学者がくるのか


『じゃあ同期って訳になるのか』


「確かにそうだな」


『お互い頑張ろうぜ!』


「ああ」


今日来た見学者はマネージャー一人と自分入れて5人だけであった

1年生大会やオーダーを組むためには最低でも9人は必要...


(このままじゃ先輩越すしか試合に出る機会がなくなってしまう)


しかし見学見たところ先輩はいかにも追い越せそうではあったが、厳しそうではあった。


その後にも予定があったため、一旦帰って家で様々なことを考えた


「結局野球するためには9人必要だもんなー」

「野球する人居ないんかなー」

「競技人口少ないって笑」

「とりあえず硬式グローブ買うか!」


そう思った球児は近くのスポーツ屋に行って、硬式グローブを見ていた

しかし、想像以上の値段で驚きが隠せなかった

「5万は聞いてないわ」

「がちかよ...」


実際野球をするのにも様々な道具を集めなければいけない。グローブにユニフォームやバットその他色々合わせると相当な金額になる

だからこそ親に恩返しをしなければならない。

球児の内容の濃い入学式の日となった


〜〜〜あとがき〜〜〜

野球には軟式と硬式があって、軟式は費用も結構抑えられる方なんですけど、硬式はとにかくお金がかかります笑

自分も元野球部なんですけど硬式グローブの値段3万くらいかと思ってましたよ


とりあえず見ていただきありがとうございます!不定期投稿になりやすいかもです笑

学生なんで笑


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