第5話

入部から2週間が経ち、結局入部した人数はマネージャー合わせて合計14人となった


これよりも見学者は来ていたが結局入らなかったようだ


1年生は実際に練習に入れることとなった


夏の大会まではあと2ヶ月程度となり3年生はもう少しで引退となってしまう

1年生が夏大のベンチ入りするにはかなりの実力がないと厳しい


「結構慣れてきたなー」

『たしかにね』


すると監督から提案があった

【1年生、2年生、3年生それぞれ総当たり戦的なことをやるのはどうだ?】

『いいですねやりましょう』

キャプテンがそう言った

『試合間隔を掴むためにもありですね』


試合日程は1週間後の土曜日となった

【報酬とは言えないかもだが、1位になった学年は翌日オフだ】

【2位はランメニュー、3位は普通に練習だ】

【時には休むのも大事だからな一生懸命に取り組んでくれ】

「『はい!』」


みんなの闘志が燃えているような気もした


『とりあえずポジション的なの考えね?』

『「そうやな」』


そして10分後ある程度のポジションは決まった

ピッチャー志望が2人、外野志望か4人で他は全て一人ずつ埋まっていった

「幸一郎〜」

『話すか一旦』

「自分は長いイニング投げるのは多分無理やからさ」

「行っても4くらいかも」

『あーたしかに自分もそれくらいかも』

『イニング数によるかもねこれは』


【言い忘れていたがイニング数は5だ】

「5なら2、3ぐらい?」

『3まで行ってピンチなったら変わるとかもいいかも』

「そうするかー」

「まあ1つ上の学年だし無失点はきつい」

『3失点ぐらいで抑えれたらいいね』

「まあ完封もちょっと見てみたい笑」

『無理やわさすがに笑』

「まあ無理しないようにケガしないように」

『ほんとにそうやながんばろう!』

「がんばろうー!!」



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