第6話

そして1週間後…

【1試合目は2年生対3年生、2試合目は1年生対3年生、3試合目は1年生対2年生だ】

【いいか?暑いから熱中症にはほんとに気をつけろ】

【きつくなったらすぐに言うこといいか?

『「はい!」』


1試合目は3年生が7対3で勝利した

2試合目が始まろうとしている

先攻が1年生、後攻が3年生だ

ピッチャーの先発は幸一郎だ

俺は中継ぎだから応援に回る

星はショートでスタメンだ

「幸一郎先頭大事やぞー!」


プレイボール!!!


試合が動いたのは3回の裏だった

ここまで完璧に抑えていたが7番に二塁打を打たれてしまった

すると8番にタイムリーヒットを打たれ一点を先制される


そのまま試合は進み最終回5回の表

9番から始まる打順

告げられたのは1番で代打と言われた

代打で初めての試合だ

(落ち着け…落ち着け)

『リラックスしていけー!』

すると9番が三塁打を放ち同点のチャンスとなった

アナウンス『1番に代わりまして代打桜庭君』

すると初球…

軽く当てたバットでボールが外野の前に落ち同点打となった

「おっしゃー!!」

『ないすー!!』

そのまま表が終わり裏となった

ピッチャーは幸一郎のままだ

しかし二塁打を打たれたところで自分と変わった


相手はバントの構え

(配球とかわからんて)

結局投げれるようになった変化球はスライダーだけ

しかしこれをしっかり決められ1アウト3塁


これを抑えることが出来ずに最後はセカンドゴロであったが送球が高く行ってしまい

サヨナラ負けとなってしまった

「しゃーなしよ自分も三振取りに行ければよかった話やし」

『握り変えミスった』

『やらかしですこれは笑』

「笑って終わろうぜい!」

『「ありがとうございました!」』

これで1位3年生は確定となったが

あとは2位の座がまだある


【次は10分後なー】


3試合目は俺が先発だ

(変化1つで抑えれる気はしない)

(まあがんばろう)


プレイボール!!!

先攻が2年生、後攻が1年生となっている

試合が始まり3回までは両チーム無得点だったが

4回の裏にタイムリーヒット三本が生まれ4対0となった

そしてなお2アウト2、3塁で回ってきた


1打席目は空振り三振であった

(リラックスしてリラックスして)

すると3球目振り抜いた打球はレフトの頭を越し、2点タイムリーツーベースヒットとなり、6対0

この回はさらに得点を重ね、7対0となった

試合はそのまま終わり勝利となった

「『ありがとうございました!』」

結果としては1位3年生、2位1年生、3位2年生となった

「初めての勝ちだ〜」

『緊張したーほんと』

「幸一郎1試合目のやつは抑えれんくてすまん」

『最初に言ってたやん3失点ぐらいでいいって』

『仕方ないよ仕方ない』

「まあ次やな頑張ろう」

『二塁打めっちゃ良かったけどね』

「ありがとうー!笑」

「たまたまです」

『ないわそれは』


すると星からも声をかけられた

『幸一郎ナイピ!』

『ありがとう!』

『球児もナイピすぎる』

「いやー守備に一生助けられてた」

「めっちゃ動かせたわすまん笑」

『いやいい練習になったよほんと』

「星の横っ飛びえぐかった」

『かっこよかった?笑』

「惚れるわあれは」

『わかる笑』

『2人とも褒めすぎです』

「さあ明日のランメニュー頑張ろう笑」

『うわ忘れてた』

『ふぅ…』

「いやーあの1点もったいなかった」

『気にするなよあんまり』

「おけい笑」

「疲れたー」 『それなー』

「なんかアイスかなんか買って帰ろうぜ」

『『ありー』』

こうして紅白戦ではあったが初の実践練習となって、いい結果を出すことが出来た


(これきっかけに顧問の目に止まるといいな)

先週は寝落ちしたから今日は寝ないぞ!

10分後…( ˘ω˘ ) スヤァ…


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とある弱小野球部の物語 @sohuto1858

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