「文章を読む」と言う心地良さを教えてくれる。

この作品を読んでいて、日本語ってこんなに美しいんだ……と思わされる、圧倒的な表現力です。
「小説」と言うよりは「文学作品」だと思いました。
静謐で白と灰色に覆われた、だけどどこか暖かい。
ミステリアスで各エピソード毎の引きも効いているので、そこも文学的でありながらエンタメっぽい面白さが充分にある良作だと思います。

その他のおすすめレビュー

京野 薫さんの他のおすすめレビュー347