宇宙ハンター

あとがき

終わりました。

惑星ハンターという古典SFが面白かった気持ちを、自分で再現しようと思って書き始めた本作。

終わってみると「異物との異物のままの共存」だとか「現在分かってる宇宙の常識から出てくる可能な限りリアルな宇宙時代」

そういうものを描く物語になりましたわ。

結構満足しております。

★登場人物について

主人公：国生隆一（こくしょうりゅういち）

六道プリンセスの主人公の親友枠・国生春香の子孫。

キャラ付けとしては

「一般的な妹や姉とまともな関係が築けている男」

「武人気質は持ち合わせているが、殺人は好まない」

「弱者に甘んじているヤツが嫌い」

外見イメージは仮面ライダー５５５の草加なんですけどね。

ヒロイン：鳥羽茉莉（とばしまつり）

主人公が武人気質なので、インテリ系のヒロインなのです。

（俺の作品、こういうの多いよな）

宇宙生物の知識を語る役で、光線銃（レイガン）の名手という設定だったのですけど。

光線銃設定は、序盤と最後しか使わなかったなぁ。

主人公が博愛精神に欠けてる男なので、逆のキャラ付けを意識しました。

外見イメージは君僕の東を意識したんですが、最後まで気づかれなかったなぁ。

（まあ、最序盤しかキッチリ描写してないのですが）

妹：国生龍子（こくしょうりゅうこ）

主人公の物語で、目指す目的を供給する役割ですね。

牽引役って言えば良いのかな。

このキャラがいないと、主人公が怪人と望んで戦う展開にできませんし、物語の目標も生まれないので。

まあ、絶対に要るキャラですな。

外見イメージは、ちょっと古いですがレトロエロゲ「同級生」のヒロインの田中美沙をイメージしてたような。

ライバル役：リチャード・エンマ

六道プリンセスの主人公・閻魔花蓮の子孫です。

先祖は正義感の強いサイコパスでしたが、彼はそうじゃない……ハズ。

彼はライバルであり、異質な文化圏に所属する「完全には分かり合えない相手」なんですよね。

だからまあ、彼も要るキャラ。

外見イメージは健康的でイケてる白人男性で、特には定めて無かったですね。

負けヒロイン：リンフィルト・ニクダルマ

ヒロインが主人公と結ばれる切っ掛けが要るだろと思ったので、終盤に急遽作ったキャラですわ。

神剣ダンジョンのヒロインのリンフィルトとは別のリンフィルトです。

（村越進太じゃないんだから）

★小道具について

怪人兵器：

宇宙真理国の設定を作ったとき、その異常性を象徴する小道具を、と考えて出て来たのはこれですね。

設定では、一流の格闘士（グラップラー）の遺伝子を下敷きにして、各種強力な昆虫や宇宙生物の遺伝子を追加。最後に阿比須族滅流の闘気を操る技術をインストールして誕生する生物兵器ですわ。

ビーム兵器、熱兵器、毒ガス兵器以外の武器は有効打にならないので、非常に厄介です。

YH病：

自然妊娠出産の環境充実に生涯を捧げた学者である泰香（やすか）・ヒンデンブルクが発見した奇病。

名前の由来をずっと語らなかったのは、本編中で語るとシリアスさが破壊されかねないため（だったら別の名前にしろ）

宇宙伝説：

人間の活動領域が増えると、それに付随して妖怪が生まれて行くのが常だと私は思っていまして。そこから出て来た設定。

主人公の願いを叶える超常現象を仕込むために作った設定でもあるのですけど。

ユニコーン：

病気を治す妖怪ってなると、これが思い浮かんだので。

まあ、幻獣って言った方がいいのかもしれませんけど。

外見イメージは色々考えたのですけど、最終的に馬頭星雲のイメージと、メガテンに登場する悪魔である妖精ケルピーの合わせ技であんな感じに。

最後、唐突に出て来たように思われないように、序盤から名前を出してはいたのですけど、結局唐突になってしまったかもと反省しております。

最後に。

ここまで読んで下さった方、本当にありがとうございました。

ご興味がございましたら、私の他の作品も読んでいただけましたら嬉しいです。