あとがき

 クロノヒョウ様の企画を拝見。

 今回は

 お題1

 「地図に描かれた絵」

 お題2

 「硝子の世界」

 お題3

 「不器用な約束」

 お題4

 「花のカーテン」


 前回の失敗は、自作品の既存のキャラ、続きもの、同じキャラの使用はNG。

 なのに持ちキャラを使用した事。

 ということは、一回限り。

 そう考えると、完全に続きを考えなくても良い。その利点を活かすことを考えてしまう。

 それは「死」

 キャラを殺してしまうという、絶対に取り返しの効かない事象を書いて見たいと思う。


 「地図に描かれた絵」

 このお題を見た時に頭に過ぎったのは、ファンタジーの地図にある海に描かれた怪物。

 実際、中世ヨーロッパの海洋地図には怪物が描かれている。

 ここから、日本の海洋地図にも、その様なものが描かれていても良いのではと思う。

 そこから海の妖怪・海鹿にする。

 海鹿の存在は、以前から知っていたのですが、かなり凶暴な怪物。

 しかも、幕末の頃まで長崎で目撃があったことから、妖怪というより未確認生物と言った方が良い存在です。

 以前から登場させてみたかったので、書けて嬉しいです。

 一般人が海鹿と戦うとなると、犠牲無くしては勝てないと思っての結末です。


 「硝子の世界」

 ガラスと世界。

 どう解釈をするべきかと考えつつ、調べ物。

 そこで遺灰や遺骨をガラスや宝石にする供養を知る。

 私の家では、遺骨の一部を自宅に保管する手元供養があります。

 ネットを見ると、こうした方法に、嫌悪感を感じる意見があるのを見ましたが、供養の仕方に「善し悪し」はありません。

 大切なのは、遺族の「供養したい」という気持ちです。

 それを踏みにじるとどうなるか、ということを考えました。


 「不器用な約束」

 約束ということのでの、お題。

 そこから過ぎったのは、『雨月物語』にある『菊花の契』。

 約束を守るために、自刃してまでも守る。

 そのからお話を考えました。


 「花のカーテン」

 一見してどうやって、私の好きな伝奇作品にしようかと思いました。

 カーテンを調べると、人と神のつながりを象徴するものだったり、聖所を分ける役目を果たしています。

 そこからカーテンを隔てて神と接触する。

 という事を考える。

 でも、神というのは善という訳でもない。人身御供や生贄を要求する神とし、富を授ける。

 そんなことを考えて、話を考えました。

 書きながら、女の生存も考えるものの、今回は「死」というものを企画時から意識していたので、あのような結末です。




 

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