今は亡き師の故郷に、花を手向けるための旅路。

 主人公はドワーフでありながら魔術師だ。主人公の師匠は高名な魔術師だったが、禁忌に触れてこの世を去った。その師の故郷に花を手向けるために、主人公は旅立った。そんな中、主人公は戦闘狂で寝坊屋のエルフの女性と出会い、災害級のモンスターを倒したことから一緒に旅をすることに。
 そして、メイド姿の人間の少女が、主人公とエルフの旅に同行することになる。しかも、この少女は強くなるために主人公たちを師とするのだ。このことで主人公は、自らが弟子をとることで、偉大なる師の気持ちを察することになる。
 相性最悪のドワーフとエルフの組み合わせのため、旅には苦労もあるが、災害級のモンスターを倒した実績から二人の名は広がり、次々に依頼が舞い込む。そしてそれを乗り越えるたびに、二人と一人の仲は深まっていくのだった。
 
 モンスターとの戦闘描写は華麗で、グルメもあり、土地柄も移ろい、次々に出会うキャラクターたちは魅力的です。

 是非、御一読下さい。