絵の具と絵筆を扱えたら、みんな絵描きになれるのか

そんなたとえを言ったとしたら、おそらくは即座に否定される。

だけど、話せたら、言葉を扱えたら、文字を書けたら、文章を綴れたら、人は物書きになれるのかという問いに、我々は口をつぐむ。

誰にでも打ち込めるテキストをもってして芸術に昇華する……、そんな天才の所業を見せられてなお、私は駄文を量産するのだ。

そんな事を思わせるに至った本作を読めた事は、私にとってサイコーでサイテーな体験と相成りました。

さぁ、あなたはこの作品をどう読みますか?
この作品から何を感じ取りますか?