おわりに:感想文という二次創作

毎週末、のんびりとお話を読んで、そこから立ち上がるよしなしごとをそこはかとなく書きつくってきた。

ただ読むことと、読んだ感想を書くこととの大きな違いは、「書く」という行為にある。感想文を書くこともまた創作だと思う。しかもそれは「二次創作」なのだ。しかし、世界に「二次創作」でない創作などあるだろうか?

わたしにとって、ある「お話」はすべて「創作」につながる「糧」であり「導火線」であり「起爆剤」であり「ヤバイクスリ」であり「脅迫者」であり「命の元」であり「燃料」であり「潤滑油」であり「ハシゴ車」であり「夢」であり「教師」であり「母」であり「神」であり「科学」であり「テキスト」であり「メス」であり「公式」であり「詩」であり、他のさまざまなものであり、全てである。

 わたしはわたしを発見するために読み、書く。わたしはわたしを楽しませるために読み、書く。読みたいように読み、読みたいものを書くことしかできない人生だ。

 楽しい週末をありがとう。

そしてみなさまに、敬意と感謝を。

20240428 新出既出

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ベリショーズ12雑感 ―痺れた一文 新出既出 @shinnsyutukisyutu

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