血を避けているように!

 輸血拒否問題、これはもう、この宗教組織の特徴だと思う。そして、信仰の自由があるのでなかなか踏み込めない問題だとも思う。


 その点に関してここでは書くつもりはないけどね。一万字では足りない(笑)

 

 このエッセイのテーマはメディアで報じられ、コメントで叩かれても現役信者はなぜ動じないかを問うものだから。

 

 大前提としてまず挙げられるのは『血を避けているように!』と神が命令しているからである。たとえ医学の知識を持った医師から言われたとしても、拒否する。


 そもそも避けるべき血って何?って話よね。学校で習ったよね。赤血球、白血球、血漿と血小板。それぞれの役割も学んだと思うのだよ。この全血を避けなさいってこと。分画はそれぞれの良心に基づいて受け入れることができるという教え。


 はい、分画って何って話よね。そこに関心のある方は、申し訳ありません。(字数が足りない)


 何が言いたいかって言うと、信者は人に強制されて輸血拒否をしているのではないってこと。人間よりも神に従うよう、自分で選んだのだからね。その神は創造者ということも100%信じているのだよ。信じていなければ信者になれないし。


 その人間を作った方が、自己血以外を体に入れるなって言ってるのだからね。他人の血を自分の体に入れたら、そりゃ、何か起きるって思うのだよ。


 実はそれは漠然としたものではない(組織の資料には病名が書かれている)から無輸血治療を望むわけ。さっきも書いたけど、血液の成分の役割を徹底的に学び、代替医療をしてくれる病院を探すわけ。

 

 いや、探すのではなく、実は全国には宗教上の理由で輸血無しで手術する病院があるの。いわゆる、この宗教組織御用達の病院が思ったよりもあるのよ。医療先進国では、特にドイツやアメリカではむしろ無輸血治療を望む人が多いって話。


 一世信者の中には医者も多くいて、代替医療の説明を病院で講義しているのだよ。なんと研修医はその組織委員会から知識を得てるって話。

 

 信者はそれを知っているし、自分たちも宣教で聞かれたら答えられるよう知識を定期的に取り入れている。

主に四つ。輸液と薬剤と生体止血剤と血液回収なんだけど。専門用語バリバリのビデオで学ぶのだよ。


 乳酸加リンゲル液,デキストラン,ヒドロキシエチル澱粉。エリスロポエチン。インターロイキン-11、白血球(GM-CSF,G-CSF)手術中の出血を大幅に抑える薬剤はアプロチニン,抗線維素溶解薬。急性出血を抑える薬剤はデスモプレシン。生体止血剤はフィブリン糊やフィブリン・シーラント。


 私も勉強したよ。もし自分が手術するとなったら、自分の口で説明しなきゃいけないからね。でね、この代替医療での成功例が世界中にあるからね、信者は強気で行きます。ぶっちゃけ、無輸血治療が出来ない病院を遅れているって思ってるのだよ。


 まっ、小難しいことと大人の勝手で輸血拒否することは置いておいて、問題は子供に関して輸血拒否するのがネグレクトっていうこと。


 これは、法的にガイドラインが決まり、信者もそれを受け入れている。その点は憲法が関係してくるからまたの機会に……。


 無輸血に関しても絶対的無輸血と相対的無輸血があるように、権威に関しても絶対的地位と相対的地位がある。


 何が言いたいかというと、人間より神に従うのだけど、絶対的存在者の神が、政府を相対的地位においているってこと。政府の権威に逆らわず、子供への輸血拒否に関しても理性的に対処するってこと。


 法律を守ることで神が据えた相対的権威に従うことは神に従うってこと。

ややこしいでしょ。書いている私もややこしい。


 だから、輸血拒否をする団体だと叩こうが、メディアや一般の人が非難しようが、自分たち信者は神の掟を守っていると堂々としているのだよ。


 むしろ、あなたたち、もっと無輸血治療、代替医療に関して知識を得てから言いなさいよ!くらいの勢いでいるのだよ。しかもその知識は医療の進歩に伴い更新されているからね。私は10年くらいストップしてるけど(笑)


 最悪、輸血しないことで助かる命も助からなかったら動じるって思うよね。

ところが、さらに動じない理由があるのだよ。


 神が創造者である理由、根拠を徹底的に学び、あることを信じているからね。それが何なのか、思い出し書きたいと思う。


 乞うご期待!

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