全世界が邪悪な者の配下にある。

 ああ、肩が凝る。コリコリ。真面目に書くと疲れるのだよ。このエッセイを読んでくださる奇特な人は私にそれを求めてはないと思うのだよ。


 はい。いつもの調子で気楽に書いていきます♪♪♪


 だってね、ここでは心霊体験の話をしようって思うからね。いきなりかよ!ってつっこんだ方ごめんなさい。宗教問題でそんな胡散臭い話はやめてって思った方はスルーしてください。


 でもね、この話を先に突っ込まないと先に進まないのだよ。この宗教団体の教理の柱になってるからね。全世界が邪悪な者の配下にあるってこと。


 邪悪な者ってなんですか? 正体を知りたい? ヒントはこの団体はキリスト教の派生組織で教理は聖書が土台ってこと。聞かなくても分かるよね。


 悪魔サタンなのだよ。ほら、はじめの人間アダムとエバに木の実を食べさせた霊者。まっ、神話だと思っている人も多いと思うのだけど、現役信者は100%本気で信じてる。逆に信じていないと信者になれないからね。


 で、何が言いたいかというと、信じるに足る体験をしてきた人が多いってこと。不思議なんだけど、神よりも先に悪魔サタンがいるって信じるようになるのだよ。


 聖書の勉強を始めると必ず家族の反対が起きます!って教えられるわけ。冷静になって考えるとさ、起きる確率って高いよね。何も知らない家族にとったら、新興宗教信者の話を毎週聞いたり、家に上げて勉強したりしたら不安でしょ。反対するに決まってるよね。でも、それは神に反逆したサタンの邪魔だって教えられるの。


 そうすると、本当にサタンがいて、配下の悪霊を使って自分を神から引き離しているって思うのよ。潜在意識に刷り込まれちゃうからなのか、柳も幽霊に見えちゃうのだよ。


 ここからが不思議体験の始まり。元々、目に見えないものを信じやすい人は嘘か真か毎日のように心霊現象を感じるようになるのだ。


 私が直接体験したこと、また聞いた話を一つ。聖書を開いたら電気が消えた。聖書の上に手首がばっと現れた。お前なんかが神に仕えられるわけがないと首を何者アクレイに絞められた。毎晩のように金縛りにあうようになった。


 聖書の勉強をしている最中、時計の針が逆回りする。あちらこちらで家中が鳴る。これはよく、暖まった柱が冷えて鳴るっていうけど、勉強中だけなの(笑)


 霊媒体質の信者たちは御守りや仏壇など他宗教霊的アイテムに触ったりするだけで頭痛や吐き気に襲われる。眠気や眩暈などとにかく具合が悪くなるらしいけど、これは条件反射、気の持ちようかなって思うのだよ。

 

 それを見た他の信者が目撃したことを話すでしょ。尾ひれがついた霊的体験談が各地方にわんさかある。近畿地方だけじゃないのだよ(笑)


 全世界が邪悪な者の配下にあるってことなので、もちろん海外信者の体験談もあるのだよ。これは一冊の冊子にまとめられていて、誰でもサイトから読むことが出来る。読みたくなくても信者は知識として知っておく必要がある。


 私ね、この海外信者の体験談を読んだら、怖くて怖くて……夜中トイレに行けなかったもの。家族16人を悪霊に殺されたっていう体験談とか、首を180度捻り回されたとか、毎晩のように性的嫌がらせされてるとか、人を殺せって声がするとか。

 

 もちろん、聖書の記述に悪霊に取り憑かれた男の話とかあるからね、慣れていたけど、海外の体験談はやばかった。その冊子によると、悪霊は暴力が大好きなんだって。神の代わりに自分を崇拝させるため、躍起になっているらしいのだよ。


 用いるものは政治と宗教、商業。その黒幕であるサタン悪魔がどう人間を操っているかを次話で思い出すことにする。世の中が悪くなればなるほど、信者の信仰心が強くなる理由はこの悪霊が全地を支配していることを知っているからだと思う。


 そして何より、信者自身が霊体験をしているからどんなにメディアに叩かれても動じないのだと思う。

 

 ああ、肩が重い。悪魔サタンの話をすると右肩に乗ってくるって言うからね〜〜。

 

 読んでくださる奇特な貴方、肩が重くなったり、悪霊が後ろにいたらごめんなさい。

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