明日のことは明日考えよう!パート2

星都ハナス

マスメディアに叩かれても動じないのはなぜか?


───空に虹がかかる限り、この宗教組織は無くならない。


 私はあるドラマを見終わったあと、この言葉をポツリと呟いた。

 あるドラマって何? タイトルを言ってしまいたいのだが、言わない。

 そのドラマの感想を語ることがこのエッセイの目的ではないからだ。


 では、何が目的なのか? を自問自答することである。

というのは抽象的すぎる。言い方を変えるならば、なぜこの宗教組織は弱小化しないのかということである。


 『明日のことは明日考えよう!」を読んでくださった方はこの宗教組織が何であるかご存知だと思う。忌避や輸血禁止、鞭打ち、性的虐待と問題が次から次へと露呈したことで有名な組織だ。子供の頃から親に強制され体も心も疲弊した二世信者たちが声を上げたからだ。


 数年前、新興宗教の元信者による犯罪がクローズアップされた。解散命令請求がなされ動揺した信者もいたことであろう。その組織内に関しては分かりかねる。


 しかし、その事件をきっかけに社会問題となったのは周知の事実。連日のようにマスメディアが取り上げ、コメンテーターは批判し、専門家による討議が行われていた。全く関心のなかった人でも、同情、嫌悪や怒りなど何かしらの感情を抱いたことだと思う。

 

 今、言及している組織に属する現役信者はどう反応したのか? 擁護する発言が皆無の中で、どのように感じたのか、またどう感じているのかに私は興味を持った。マス・メディアに叩かれても動じないのはなぜか? それどころかますます信仰心を強めているのはなぜか?


 このエッセイは知り得る情報を元に独断と偏見で書いたものである。


 

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