すべてのものを造られたのは神です。
『言うまでもなく、家はすべて誰かによって作られるのであり、すべてのものを造られたのは神です!』
はい、これですよ、これ。信者が信じているもの。神が創造者であるということ。
信じてないと信者にはなれないからね。
他人に聞かれた時にそう信じる根拠を話せるレベルじゃなきゃ信者になれないのである。進化論か創造論か? (私も昔は家の方と論議したなぁ)
「生命はどのようにして始まったのか?」「私たちの設計図はどこから来たのか?」
「すべての生物は共通の祖先から出たのか?」
主にこのテーマで話し合うのだよ。DNAが偶然に形成される確率の話とかね。
自分の言葉で説明できるように組織の出版物を熟読して理解するの。
例えば……。組織出版物から抜粋。
📖
地球上の最初の生命は“単純”ではなかった。細胞の構成要素だけでも,偶然に生じる可能性は,天文学的数字になる。細胞を動かしている“コンピュータープログラム”であるDNA暗号は,途方もなく複雑で,人間の作ったどんなプログラムや情報記憶システムをもはるかに凌ぐ知性の存在を示唆している。遺伝子研究によると,生命は一つの共通の祖先から出たわけではない。そのうえ,動物の主要グループは,化石記録の中で突然現われている。1個の細胞が機能するためには,幾つものタンパク質分子が必要。典型的な1つのタンパク質分子は,幾百ものアミノ酸が特定の順序で鎖状につながった構造になっている。さらに,それが有用であるためには,特定の三次構造に折りたたまれていなければならない。タンパク質分子1つでさえ,自然に形成される確率はゼロに近い,という結論に至っている科学者たちもいる。物理学者のポール・デーヴィスは,「細胞が機能するためには,何千種ものタンパク質を必要とする。それらが偶然だけの作用で形成されたとは,とても考えられない」と書いている。📖
ちょっと何言ってるか分からない(笑)いや、全て忘れてしまったお年頃。
けれど、この組織に属する信者はみんな勉強してきてるのよ。
何が言いたいかっていうと、神が創造者なのかはダーウィンの進化論を学び、化学者、数学者、生物学者の本もがっつり読み、思考力を働かせて受け入れたってこと。
神が創造者であるという揺るぎない信仰心を持っている人の集まり。だから、それを受け入れない子供たちは苦しむってわけ。喩えで説明すると……。
「今日の夜は雨が降ります。傘を持ってお出かけください!」
天気予報を聞いた多くの人は傘持参で出かけるはず。何でか? 天気予報にエビデンスがあるから。天気予報を見なくても空模様を見れば経験から自分の判断で傘を持って行く人もいるもの。知識と経験でこれから起きることに対して行動をとるよね。
これと同じ感覚で一世信者は二世信者にすべてのものを造られたのは神だよっていうわけ。ぶっちゃけその延長がもうすぐハルマゲドンが来るよ、バプテスマを受けなさいになるわけ。
さらに、たとえ今の世の中で命を失っても創造者の神が再創造してくれる。神にはその力があると100%信じているのだよ。聖書にも書いてあるのにどうしてみんな信じないの?っていうノリで宣教してるのだよ。
ゆえに、メディアがこの宗教組織の信者をいくら叩いても動じないのだ。
この地球上、いや宇宙をも造った神だけが創造者。それ以外は朽ち果てる創造物。
畏怖の念を持つのは創造神に対してだけ。死にいく人間は怖くないのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます