圧倒される瞬間

キャッチコピーは「何でみんな並んでいるの?」。

列に並ぶのは争いを避けるため。争えば抜け駆けできるものを自分から従うことを決めた結果です。

しかし本作を読み進めると、読者は自分では選びようがなく圧倒されます。

私は、この小説の前にどんどん人が並んでほしいです。そして自分で選びようがなく圧倒される瞬間を味わってほしいです。

無力感は、心の底に残ります。