もし、限られた数でよければいかなる願いも叶うなら。
この手の話は読むのが恐くなります。まず間違いなく嫌なものを見ますから。
これまで多くの物語が書かれ、大体は良からぬ結末で終わります。努力無しに願いだけ叶うと後に代償を払うと。戒めとして読むか「他人の不幸でメシが上手い」のつもりなら構わないのですが、読後感がいいものではなく。
この話のオチは意外でした。こういう収め方もあるのですか。
そう書くと勘がいい人は気づくかも知れません。ですから先のことは触れません。
作家という「神」は粋な計らいをしてくれました。