更新日時 たった今
「ねぇ、ツブヤッターのあの噂、知ってる? 『#あの世希望』ってハッシュタグ」
「なにそれ、初めて聞いたー」
「なんかさー、ヨウツベで『絶対にマネしてはいけない』って動画があって、そこで知ったんだけど、そのハッシュタグと一緒に『死にたい』って送ると、49日後に絶対死んじゃうんだって」
「もー、ほんとオカルト好きね、あんた。そんなの古き良きチェーンメール時代の産物みたいなもんじゃない」
「でもオカルト研究部部長として、更にこのマンネリ感を打破するため、レポってみようかなって思ってて」
「やめなさいよバカ。高額商品買わされたり、変なウイルスにかかるかもしれないんだからバカダ」
「もー! バカバカ言わないでよ! まぁ、すでに後の祭りなんだけど」
「あーもー、言わんこっちゃない。いつもみたいに私に泣きついてこないでよね。バカスギ」
「むきー! バカの三段活用はむかつくー!」
その時、火星人を模したカバーのスマホが、通知を受け取りピロっと鳴った。
#あの世希望 ねむたい @nemunemu_i
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます