やさしい愛とユーモアの物語

父親が屈折度測定器!?
一体どういうことなのか、と疑問に思う読者を物語の世界に誘う筆力の高さに驚かされます。
気が付けば作者の紡ぐ不思議な世界にリアリティを持って没入しているのです。

そして屈折度測定器に愛情が湧いてくる。
自分が検査するときに、気球に文字が書いてあったらいいな、なんて思ってしまいました。
作者の観察眼には驚かされます。

素直に読んで楽しい!面白い!と思える素敵な物語でした。

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