文字を失った僕は、物語を持たないきみと出会った。

病気で文字が読めなくなった「僕」に執筆を諦めたヒロインがかける「 きみはもう、わたしにとっては小説家だよ」という言葉が深く心に染みました。

夢から醒めてもけっきょく文字が読めない現実が待っていたけれど、いつかこの現実が夢くらい暖かくて幸せなものに変わって欲しいと願わずにはいられませんでした。