第7話 状況説明

「おい、今の状況を説明してやれ」

と金髪の悪魔は【アンゴ】に対して命令するのであった。

「はい」

と震えながら説明するのであった。

【ジュフィア】その名は【この世界】には知らない人間はいなかった。千年も前に大活躍をした大強盗で殺害人数は500人を越え最期には魔術師666人の手によってパイプに封印された。最強の魔人だったのだ……

そして、勇者様の降臨を予言をし、最終的に封印された。

との事であった。

(ジュフィアの封印を解けるのは勇者だけ……だからこの男は……)

と言う訳なのであった。

安吾曰く。

「今、我が国【無頼派三羽鴉之国】は今【龍之国】の植民地状態なのだ、我が国は人外までを総動員してゲリラ戦を展開しているが、その侵攻に留める事ができない」

その他ミオシマ・ミッキー率いる【盾之国】の超右派の軍団とドラコニア公の治める【ドラコニア公国】が同盟を組み【龍之国】と対立していること、そして【オスカー・ワイルド】が率いる【耽美派】テロリストが変態行動をあっちこっちでとっていること……そして、【森鴎外】が義長を勤める【世界同盟】が全く機能していない事そして、謎の犯罪者集団【黒猫】が跳梁跋扈している……等の事を説明するのであった。

ジュフィアがフーッとシガーを吹かす、酔っ払った【ナカハラ】(途中から【エーコウ】にチェンジした)がジュフィアの胸に手を伸ばす。思いっきりひっぱたくジュフィア。

……パァンと凄まじい音が響く。

「なのでわたし1魔術師として、この国為に従軍している次第なのであります。因みに言うとスキルは【堕落論】【桜の森の満開の下】【戦争と一人の女】魔術師なのでその他色々と使えます」

と【アンゴ】

「さっき使った【堕落論】と言うのがそうなのかい」

「はい、簡単なスキルなのですが……」

相手に対して何倍との重力を与える事ができる……と言うことであった。

「俺は【夫婦善哉】ってやつが使えるぜ。だからギャンブラーの仕事をしているのさ……」

とシガレットを吹かしながら言う【オダサク】

なんでも相手を恋仲に出来るそうなのだ……

(ハハハッ……こいつらしいや)

と腹の中で笑う【ダザイ】

「因みに言うと……」

とジュフィアにノックダウンされた【ナカハラ】指を指すと……

【汚れっちまった悲しみ】に……というスキルを発動できるという事であった。

「あいつは自称吟遊詩人だ……」

と説明する【オダサク】

フーッとジュフィアはシガーを吹かす。

「ジュフィア、わたしは何かスキルとかいうのを使えるのかい?!」

と聞く【ダザイ】

「それはあんた次第さ色々と試してみるといい。なにか、心当たりのあるスキルを唱えれば使うことができる……」

「よーごれーっちーまーったーかーなーしーみにー」

と【ナカハラ】が絶唱すると……

Bar【酔いどれ船】の中がビュオオオ~と吹雪くのであった。

「さっ……寒い」

と全員ガチガチの状態なのだから、堪らない。

「止めないか、たわけ者が!」

と【堕落論】を発動させて、黙らせる【アンゴ】なのであった。

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