第3話 わたしはジュフイア
それは美しいハスキーな女の声であった。
(わたしはモルヒネをやったことはあったけど……ここまでは……)
と言う訳であった。
(しかも世界を救うだって!?)
ハッと笑い飛ばす【ダザイ】なのであった。
「【ダザイ】【ダザイ】聞いてるのか? コノヤロー!!!」
なんて罵られたものだから、おもわず……
「コノヤローとか呼ばれる筋合いはないな! 声だけで呼ばれても困る!!!」
と叫ぶ【ダザイ】
「だったら、姿を現してやんよ」
と言って。
それがパイプの中からドロンと姿を現したのであった。
それは美しい女であった。
長い金髪ボンキュッボンのボディー整った目鼻立ちそして、何よりも蒼い瞳が美しかった。
そして、昔、活動写真で見た女カウボーイの姿をしていた。
「初めまして【ダザイ・オサム】わたしはジュフィア別名【蒼眼之悪魔(ブルーアイズ・デビルズ)】」
(嗚呼……わたしもついに終わりか……こんな幻覚を見るようになってしまっては……)
と自虐的になる【ダザイ】なのであった。
「なぁに、【ダザイ】お前はわたしの事を麻薬を見せる幻覚だと思っている。だけど、わたしは現存している、好きな所を触ってみろ!!!」
ここが何処かは知らないが好きななことをしてやると開き直った【ダザイ】
思いっきりその女の豊かに実った乳房にタッチをする。
あれっ……試しに揉みほぐしてみる
確かに【存在】しているのであった。
「ハッハッハ!!! 男として正直者なんだな君は!!!」
とこの女カウボーイはドンドンと【ダザイ】の肩を叩くのであった。
「まぁ、戯れはここまでとして……」
とぶっといシガーを咥えると……
「お前は世界を救え、救世主となるのだ!」
といい放つのであった。
「それよりも、ここは何処なんだあんたは何者でわたしはなんでここに存在するんだ?!」
と彼お得意の小説の様なことを聞いてしまったな……と思う【ダザイ】なのであった。
もくもくと煙をたてるシガーからフーッと吹き出すと……
「なら教えてやるよ……」
と言うと彼を掴むと……
それを彼に見せつけるのであった。
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